Archive for 2月, 2008
CakePHP1.2 文字コードを EUC-JP に設定する
1現在開発しているシステムが文字コードを EUC-JP で制作しなければいけないのですが、今まで CakePHP は UTF-8 でしか制作したことがなく、設定方法などメモしておきます。開発に使用しているのは CakePHP1.2 です。
データベースの文字コード
app/config/database.php
var $default = array( 'driver' => 'mysql', 'persistent' => false, 'host' => 'localhost', 'port' => '', 'login' => 'user', 'password' => 'password', 'database' => 'database_name', 'schema' => '', 'prefix' => '', 'encoding' => 'ujis' );
EUC のときは encoding に ujis と設定します。
ちなみに
Shift-JIS のときは sjis
UTF-8 のときは utf8
とします。
これは MySQL の SET NAMES でそのまま使用されるためです。
システムの文字コード
CakePHP1.2 では下記のように設定します。
app/config/core.php
Configure::write('App.encoding', 'euc-jp');
CakePHP 1.1 の方法はちょっとコードを調べたのですが、 core.php などにも特に設定するところがなく分かりませんでした。分かる方いらっしゃったら教えてください。
CakePHP PHP4 のとき findByカラム名の注意点
1現在開発しているシステムで初めて PHP4 で CakePHP を使用しています。
PHP4 で CakePHP を使用するときの注意点です。
ユーザID で検索するときに findBy カラム名をよく使います。
$this->Model->findByUserId($user_id);
これを PHP4 で使用するときは
$this->Model->findByUser_Id($user_id);
とアンダーバーを入れる必要があります。
QRコード生成ツールを作りました
2ちょっと仕事で QR コードをいじる機会があったのでせっかくなので QR コードを生成するツールを作ってみました。
3通りの方法で QR コードを生成できます。
- URLを入力して HTMLタグを生成する
- img タグに引数を与えて生成する
- JavaScript をページに設置して生成する
最初の2つはよくあるけど、最後のJavaScript を貼り付けてそのページの URL の QR コードを生成するのは見たことがないのでよいかと。
共通のテンプレートを使用していてページ毎にそれぞれの URL の QR コードを表示したい場合などに便利かと思います。(需要があるか分かりませんが。。。)
実際にこのエントリに JavaScript を貼り付けてみました。下の QR コードがそれです。
よろしければ使ってみてください。
CakePHP1.2 のバリデーション
12CakePHP 1.2 を使用してフォームを作成してバリデーションを使用したメモです。
下記サイトを参考にさせていただきました。
cakePHP 1.2のバリデーションを理解する – cakephp – クロアチアで働くプログラマー日記
例としてメールアドレスを2回入力させるフォームを考えて見ます。
バリデーションルールとして
- 必須項目
- メールアドレスとして正しい
- メールアドレスがユニーク
- 2回入力したメールアドレスが一致する
モデルにバリデーションを定義する
var $validate = array( 'email' => array( 'unique' => array( 'rule' => array('checkUnique', 'email'), 'message' => 'メールアドレスは既に登録されています' ), 'rule1' => array( 'rule' => array('email'), 'message'=>'メールアドレスが正しくありません' ), 'required' => array( 'rule'=>VALID_NOT_EMPTY , 'message' => '必須項目です' ), ), 'email_confirm' => array( 'rule1' => array( 'rule'=> array('checkCompare'), 'message'=>'一致しません' ), ), );
私はエラーメッセージをバリデーション定義にまとめておきたいので、上記のように各ルールに
'message' => 'エラーメッセージ'
として定義しています。
ここで定義しておけば、後でビューに書くフォームヘルパーでフォームを出力するときに引っかかったエラーを自動的に出力することができます。
また、自分でバリデーション関数を作成してチェックすることもできます。それが checkUnique と checkCompare です。
メールのユニークチェックは参考サイトを参考にさせていただきました。
function checkUnique($field){ foreach( $field as $key => $value ){ $this->recursive = -1; $found = $this->find(array("{$this->name}.$key" => $value)); return !$found; } }
次にメールアドレスを2回入れたものが一致するかのチェックです。
これはパスワードなどでもたまに使用するので汎用性を持たせてあります。
例えばメールアドレスのフィールド名が email の場合、確認用のフィールド名は ‘_confirm’を付けて email_confirm としておけばこの2つが一致するかチェックします。
function checkCompare($field) { foreach( $field as $key => $value ){ if (preg_match('/^(.+)_confirm$/', $key, $regs)) { return $this->data[$this->name][$regs[1]] == $this->data[$this->name][$key]; } } }
ビューでフォームを設定
<?php echo $form->input('User/email', array('type'=>'text')); ?> <?php echo $form->input('User/email_confirm', array('type'=>'text')); ?>
このように書いておけばバリデーションエラーがある場合は、モデルのバリデーションに定義したエラーメッセージを自動的に出力してくれます。
ちなみに上記のように書くと input タグの前に email などのフィールド名が出力されます。これを消したい場合は
<?php echo $form->input('User/email', array('type'=>'text', 'label'=>'')); ?>
と書くと表示されなくなります。
追記:
コメントで教えていただきました。label=>” だと表示されないが、label タグは残るので
<?php echo $form->input('User/email', array('type'=>'text', 'label'=>false)); ?>
とするとラベルタグも出力されなくなります。
コントローラでバリデーションチェック
以下のようになります。
function action() { if ($this->data) { if ($this->User->create($this->data) && $this->User->validates()) { // バリデーションOK } } }
他にもいろいろフォーム気がついた点があったのでそれはまた後でまとめます。
CakePHP Ajax のフォームを作成する
5今さらなのですが CakePHP1.1 で Ajax のフォームを作成するというのをやったのでメモしておきます。
Ajax , Javascript ヘルパーを使用できるようにする
コントローラで Ajax, Javascritp ヘルパーを使用できるようにする。
var $helpers = array('Ajax', 'Javascript');
prototype.js を読み込む
webroot/js に prototype.js を配置し、ビューで読み込みます。
<?php echo $javascript->link('prototype'); ?>
ビューでフォームを作成する
今回は submit ボタンを押した後、更新中には submit ボタンを消して変わりに「更新中」というメッセージを表示し、更新終了後にメッセージをボタンの下の id=ajax_message に表示するようにしました。
<?php $options = array( "update" => "ajax_message", "loading" => "Element.hide('ajax_button'); Element.show('ajax_loading');", "complete" => "Element.show('ajax_button'); Element.hide('ajax_loading');", ); echo $ajax->form("/controller/action/", "post", $options); ?> <?php echo $html->input('Model/Field', array('type'=>'text')); ?><br> <input type="submit" id="ajax_button"> <div id="ajax_loading" style="display:none;">更新中...</div> <div id="ajax_message"></div>
$ajax->form の $options の
“update” で更新するメッセージ領域を指定し、
“loading”でアップロード中の動き、
“complete” で処理終了後の動き
を指定しています。
コントローラに Ajax で処理するアクションを作成
function action() { $this->layout = 'ajax'; /* $this->data にフォームの内容が渡るので必要な処理を書く */ $this->Model->id = $this->data['Model']['id']; $this->Model->saveField("Field", $this->data['Model']['Field'], true); }
$this->layout で ‘ajax’ を指定して余計なヘッダ、フッタが出ないようにします。
Ajax で出力するビューを作成する
上のコントローラのアクションで出力するビューを作成します。
上の例では saveField でフォームから送られてきたデータを使用して更新処理しています。その結果によってメッセージを送信します。
<?php if($msg=$error->messageFor('Model/Field')) { echo $msg; } else { echo "更新しました"; } ?>
CakePHP1.2 バッチ処理
2CakePHP1.2 にシェル機能というのがあるのを知りました。下記エントリでメールからの処理を実際に行う方法が紹介されています。
メール受信からのシェル機能実行 – Writing Some Code
ちょうど CakePHP1.2で開発中のシステムで cron でのバッチ処理があるのでそれに応用してみたときのメモです。
バッチ処理で実行させるシェル機能を作成
今回は test という名前のシェル名にします。
app/vendors/shells/test.php を作成します。
< ?php class TestShell extends Shell { var $uses = array('Model'); function actionName(){ /* 実際の処理を書きます */ /* $this->uses に追加したモデルが使用できます */ $lists = $this->Model->findAll(); } } ?>
シェルスクリプト
下記のようなシェルスクリプトを作成して cron から実行させます。
#!/bin/sh cd /path/to/app ../cake/console/cake test actionName
シェルスクリプトなしで直接 cake を実行する方法もある
cake を実行するときにカレントディレクトリが app でないとだめなのですが、
-app /path/to/app
のように -app オプションで実行時に app のパスを指定することもできます。
その場合は下記のようになります。
/path/to/cake/console/cake test actionName -app /path/to/app
これを直接 cron から実行させればシェルスクリプトなしでも実行できます。
その他
vendors/shells 内のファイルですが、ファイル名が hoge_foo.php だった場合、クラス名は HogeFooShell ですが、実行するときは
cake/console/cake hoge_foo actionName
となるようです。
CakePHP PDT の補完機能をビューのヘルパーで使用する方法
1CakePHP のコーディングに PDT を使用しているのですが、ビューで補完機能を使用できるようにする方法が紹介されていました。
Eclipse PDTでCakePHP開発、まず設定すべきこと – Writing Some Code
ビューの拡張子(.ctp, .thtml) を PHP のコンテンツとして登録して、さらにビューで使用するヘルパーの各クラスのインスタンスを作るファイルをプロジェクトに作成し(場所はどこでもいいようです)PDT に教えてあげるような感じですね。
また、コントローラで使用するモデルやコンポーネントにも補完機能を使用できるようにする方法も紹介されています。
class AppController extends Controller { /** * @var Model */ var Model; /** * @var SessionComponent */ var $Session;
下記サイトも参考になりました。
Code completion in views with Eclipse PDT – cakebaker
Eclipse code completion in Views – Cake PHP | Google グループ
Eclipse でコマンドラインを簡単に開くプラグイン
0bakeするのに地味に便利なEclipseプラグイン – Writing Some Code
CakePHP で開発を行うときに最近 PDT を使用しています。CakePHP のbake をするときなどコマンドラインから行いますが、Eclipse のエクスプローラからディレクトリを指定して直接コマンドラインを開いてくれるプラグインが Writing Some Code さんで紹介されていました。
コマンドライン以外でもエクスプローラでも開けるので結構便利です。Eclipse のエクスプローラから開きたいフォルダを右クリックして「フォルダを開く」の中にあるメニューを選択するだけでエクスプローラやコマンドラインを開けます。
CakePHP1.2 モデルのビヘイビアを動的に切り替える
0CakePHP 1.2 から追加されたビヘイビアが動的に追加、削除できるようになるようです。
Attaching and detaching model behaviors on-the-fly – cakebaker
以前、CakePHP メール送信許可フラグによってメールを一斉送信するメールビヘイビア を書いたときに初めてビヘイビアというのを使ったのですが、ビヘイビアというのはうまく使えばかなり便利かなと思いました。
モデルに
var $actsAs = array('BehaviorName');
と書くことにより使えるようになるのですが、現在開発中の CakePHP1.2 でビヘイビアがモデルに attach , detach できるようになるようです。
ダウンロードできる最新の CakePHP 1.2.0.6311-beta にはまだ入っていませんが、以下より model.php のソースを手に入れて
cake/libs/model/model.php
に入れることによって試すことができます。
model.php のソース
モデルにビヘイビアをアタッチ、デタッチするのは以下のようになります。
$this->Model->attach('BehaviorName'); $this->Model->dettach('BehaviorName');
第2回CakePHP勉強会
1第2回CakePHP勉強会
events.php.gr.jp
前回は仕事で参加できず、今度こそと思っていたのですが気がついたときにはあっという間に埋まっていますね。すごい人気だ。。。