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PHP5.2 DateTime クラスのメモ
1PHP5.2 以降から日付の処理に DateTime クラスが使用できるようになりました。
PHP5.2 で開発していて DateTime クラスを使用する機会があったのでメモしておきます。
DateTime オブジェクトの生成
$date = new DateTime();
または、
$date = date_create();
で生成します。
引数には strtotime 関数が理解できる形式を指定することができます。
指定しないとデフォルトは “now” です。つまり現在の日時になります。
日付の操作
strtotime と同じようなことが DateTime::modify() でできます。
$data->modify('+1 day');
指定方法は strtotime と同じです。
日付のフォーマット
date(‘Y-m-d’) のように出力する日付のフォーマットを指定できます。
$date->format('Y-m-d');
指定できる形式は date 関数と同じです。
まとめ
2008年3月12日の翌日を Y-m-d 形式で出力するには下記のようになります。
$date = new DateTime("2008-03-12"); $date->modify("+1 day"); echo $date->format("Y-m-d");
CakePHP1.2 バリデーションのルール
2CakePHP1.2 のバリデーションのメモです。
詳しくは cake/libs/validation.php を見ると分かりやすいです。
半角英数字のみ
alphaNumeric
var $validate = array('field' => array('rule' => array('alphaNumeric')));
文字列の長さ
between
var $validate = array('field' => array('rule' => array('between', 6, 8)));
半角で6文字以上8文字以内
文字列が空
blank
var $validate = array('field' => array('rule' => array('blank')));
クレジットカード番号
cc
var $validate = array('field' => array('rule' => array('cc')));
比較
comparison
var $validate = array('field' => array('rule' => array('comparison', '>', 10)));
‘==’, ‘!=’, ‘< =’, など使用できる
正規表現
custom
var $validate = array('field' => array('rule' => array('custom', '/^[0-9]{3}\-[0-9]{4}$/')));
例として NNN-NNNN 形式の郵便番号のバリデーション
日付
date
var $validate = array('field' => array('rule' => array('date', 'ymd')));
‘dmy’, ‘mdy’, ‘ymd’, ‘dMy’, ‘Mdy’, ‘My’, ‘my’ が使用可
小数点の桁数チェック
decimal
var $validate = array('field' => array('rule' => array('decimal', 2)));
var $validate = array('field' => array('rule' => array('decimal', null, '/^[0-9]{2}\.[0-9]{2}$/')));
正規表現を指定してチェックすることも可。
メールアドレス
var $validate = array('field' => array('rule' => array('email')));
=== での比較
equalTo
var $validate = array('field' => array('rule' => array('equalTo', 'hoge')));
型も含めて等しいかチェック
拡張子
extension
var $validate = array('field' => array('rule' => array('extension', array('gif', 'jpg')));
ファイルの拡張子をチェック。許可したい拡張子を配列で指定。デフォルトは array(‘gif’, ‘jpeg’, ‘png’, ‘jpg’)
IPアドレス
ip
var $validate = array('field' => array('rule' => array('ip')));
最小文字数
minLength
var $validate = array('field' => array('rule' => array('minLength', 6)));
最大文字数
maxLength
var $validate = array('field' => array('rule' => array('maxLength', 12)));
数字
numeric
var $validate = array('field' => array('rule' => array('numeric')));
数字の範囲チェック
range
var $validate = array('field' => array('rule' => array('range', 0, 100)));
注意点は指定した数字は含まれない
上の例では 1?99 までが true
var $validate = array('field' => array('rule' => array('range')));
とすると有限数かどうかのチェック
URL
url
var $validate = array('field' => array('rule' => array('url')));
CakePHP1.2 Form ヘルパーで日付のフォームを作る
1CakePHP1.2 の Form ヘルパーを使用して日付のフォームを作成したときのメモです。
$attr = array('minYear' => 2000, 'maxYear' => date('Y'), 'separator' => ' / '); echo $form->dateTime('Model/field', 'YMD', 'NONE', date('Y-m-d'), $attr);
とすると下のような日付を選択するフォームができます。
第2引数の ‘YMD’ で年月日の並び順を指定します。日付を表示しない場合は ‘NONE’ を指定します。
- NONE
- 非表示
- YMD
- 年月日の順に表示
- DMY
- 日月年の順に表示
- MDY
- 月日年の順に表示
第3引数で時間表示の指定をします。
- NONE
- 非表示
- 12
- 時間を12時間表示
- 24
- 時間を24時間表示
第4引数でデフォルトの日時を指定します。
第5引数で属性を指定します。
- separator
- 日付の select タグの間に表示する文字
- minYear
- 開始する年
- maxYear
- 終了する年
- interval
- 分を何分刻みで表示するか
CakePHP1.2 のバリデーション
12CakePHP 1.2 を使用してフォームを作成してバリデーションを使用したメモです。
下記サイトを参考にさせていただきました。
cakePHP 1.2のバリデーションを理解する – cakephp – クロアチアで働くプログラマー日記
例としてメールアドレスを2回入力させるフォームを考えて見ます。
バリデーションルールとして
- 必須項目
- メールアドレスとして正しい
- メールアドレスがユニーク
- 2回入力したメールアドレスが一致する
モデルにバリデーションを定義する
var $validate = array( 'email' => array( 'unique' => array( 'rule' => array('checkUnique', 'email'), 'message' => 'メールアドレスは既に登録されています' ), 'rule1' => array( 'rule' => array('email'), 'message'=>'メールアドレスが正しくありません' ), 'required' => array( 'rule'=>VALID_NOT_EMPTY , 'message' => '必須項目です' ), ), 'email_confirm' => array( 'rule1' => array( 'rule'=> array('checkCompare'), 'message'=>'一致しません' ), ), );
私はエラーメッセージをバリデーション定義にまとめておきたいので、上記のように各ルールに
'message' => 'エラーメッセージ'
として定義しています。
ここで定義しておけば、後でビューに書くフォームヘルパーでフォームを出力するときに引っかかったエラーを自動的に出力することができます。
また、自分でバリデーション関数を作成してチェックすることもできます。それが checkUnique と checkCompare です。
メールのユニークチェックは参考サイトを参考にさせていただきました。
function checkUnique($field){ foreach( $field as $key => $value ){ $this->recursive = -1; $found = $this->find(array("{$this->name}.$key" => $value)); return !$found; } }
次にメールアドレスを2回入れたものが一致するかのチェックです。
これはパスワードなどでもたまに使用するので汎用性を持たせてあります。
例えばメールアドレスのフィールド名が email の場合、確認用のフィールド名は ‘_confirm’を付けて email_confirm としておけばこの2つが一致するかチェックします。
function checkCompare($field) { foreach( $field as $key => $value ){ if (preg_match('/^(.+)_confirm$/', $key, $regs)) { return $this->data[$this->name][$regs[1]] == $this->data[$this->name][$key]; } } }
ビューでフォームを設定
<?php echo $form->input('User/email', array('type'=>'text')); ?> <?php echo $form->input('User/email_confirm', array('type'=>'text')); ?>
このように書いておけばバリデーションエラーがある場合は、モデルのバリデーションに定義したエラーメッセージを自動的に出力してくれます。
ちなみに上記のように書くと input タグの前に email などのフィールド名が出力されます。これを消したい場合は
<?php echo $form->input('User/email', array('type'=>'text', 'label'=>'')); ?>
と書くと表示されなくなります。
追記:
コメントで教えていただきました。label=>” だと表示されないが、label タグは残るので
<?php echo $form->input('User/email', array('type'=>'text', 'label'=>false)); ?>
とするとラベルタグも出力されなくなります。
コントローラでバリデーションチェック
以下のようになります。
function action() { if ($this->data) { if ($this->User->create($this->data) && $this->User->validates()) { // バリデーションOK } } }
他にもいろいろフォーム気がついた点があったのでそれはまた後でまとめます。
CakePHP Ajax のフォームを作成する
5今さらなのですが CakePHP1.1 で Ajax のフォームを作成するというのをやったのでメモしておきます。
Ajax , Javascript ヘルパーを使用できるようにする
コントローラで Ajax, Javascritp ヘルパーを使用できるようにする。
var $helpers = array('Ajax', 'Javascript');
prototype.js を読み込む
webroot/js に prototype.js を配置し、ビューで読み込みます。
<?php echo $javascript->link('prototype'); ?>
ビューでフォームを作成する
今回は submit ボタンを押した後、更新中には submit ボタンを消して変わりに「更新中」というメッセージを表示し、更新終了後にメッセージをボタンの下の id=ajax_message に表示するようにしました。
<?php $options = array( "update" => "ajax_message", "loading" => "Element.hide('ajax_button'); Element.show('ajax_loading');", "complete" => "Element.show('ajax_button'); Element.hide('ajax_loading');", ); echo $ajax->form("/controller/action/", "post", $options); ?> <?php echo $html->input('Model/Field', array('type'=>'text')); ?><br> <input type="submit" id="ajax_button"> <div id="ajax_loading" style="display:none;">更新中...</div> <div id="ajax_message"></div>
$ajax->form の $options の
“update” で更新するメッセージ領域を指定し、
“loading”でアップロード中の動き、
“complete” で処理終了後の動き
を指定しています。
コントローラに Ajax で処理するアクションを作成
function action() { $this->layout = 'ajax'; /* $this->data にフォームの内容が渡るので必要な処理を書く */ $this->Model->id = $this->data['Model']['id']; $this->Model->saveField("Field", $this->data['Model']['Field'], true); }
$this->layout で ‘ajax’ を指定して余計なヘッダ、フッタが出ないようにします。
Ajax で出力するビューを作成する
上のコントローラのアクションで出力するビューを作成します。
上の例では saveField でフォームから送られてきたデータを使用して更新処理しています。その結果によってメッセージを送信します。
<?php if($msg=$error->messageFor('Model/Field')) { echo $msg; } else { echo "更新しました"; } ?>
CakePHP JQuery ヘルパー
3JQuery helper for CakePHP ( PQuery port ) at NGCoders
CakePHP から JQuery を簡単に使うことができます。
正確には PQuery ヘルパーかもしれません。PQuery は JQuery を PHP から簡単に使用するライブラリで PQuery ヘルパーと同じ開発者が開発しています。
参考:PQuery – PHP and JQuery at NGCoders
インストール
JQuery helper for CakePHP ( PQuery port ) at NGCoders から JQuery ヘルパーをダウンロードし、解凍した pquery.php を /app/views/helpers にコピーします。
そのほかに jquery.js ファイルも必要になります。こちらもダウンロードして /app/webroot/js にコピーします。
コントローラ
Pquery ヘルパーと Javascritp ヘルパーを使用します
var $helpers = array('Pquery', 'Javascript');
ビュー
jquery.js の読み込み
<?php echo $javascript->link('jquery.js'); ?>
使用例
トグルボタン
<div id='msg'>Message...</div> <?php echo $pquery->link_to_function('toggle', $pquery->toggle('#msg'));?>
フォームで送信された内容により HTML を更新
入力したテキストを /controller/action/ に GET で送信し、id=idtoupdate に受け取った HTML を表示する
<?php echo $pquery->form_remote_tag(array('url'=>'/controller/action/','update'=>'#idtoupdate'));?> <input type='text' name='field' /> <input type='submit' /> <div id='idtoupdate'></div>
pquery.php を見ると色々なメソッドがあります。使い方はソースを見ればすぐに分かると思います。
scriptaculous.js を使って並び替えを行う
2JavaScript の読み込み
まず prototype.js と scriptaculous.js を読み込む
<script type="text/javascript" src="prototype.js"></script> <script type="text/javascript" src="scriptaculous.js"></script>
ソートするリストを作成する
ここでのポイントはドラッグさせたい要素に drag_1 のように「共通の名前+アンダバー+数字」を付けることです。
<ul id="sortarea"> <li id="drag_1">A1</li> <li id="drag_2">A2</li> <li id="drag_3">A3</li> <li id="drag_4">A4</li> <li id="drag_5">A5</li> <li id="drag_6">A6</li> <li id="drag_7">A7</li> <li id="drag_8">A8</li> <li id="drag_9">A9</li> </ul>
ソートする JavaScript コード
ソートするエリアとソートする要素を定義した後で実際にソートするための JavaScript コードを書く。このコードがソートさせたい要素よりも前に書くとエラーになるので注意。
<script type="text/javascript" language="javascript"> // <![CDATA[ Sortable.create("sortarea",{ onUpdate:function(){ new Ajax.Updater( 'sortarea', '/path/to/phpcode', { asynchronous:true, evalScripts:true, parameters:Sortable.serialize("sortarea") } ); } }); // ]]> </script>
onUpdate でソート結果をPHP に送りデータベースなりに反映させる。
データベースに反映などが必要なければ、onUpdate は不要です。
デモ
これを実際に使用した例が下記になります。
#sortarea { width: 350px; border: 1px solid #000; } #sortarea li { cursor: default; }
- LIST1
- LIST2
- LIST3
- LIST4
- LIST5
- LIST6
- LIST7
- LIST8
- LIST9
WordPress の Simple Tagging プラグインで表示する関連エントリのはてブ数を表示する方法
1このブログは Simple Tagging というプラグインを使用して各エントリにタグをつけています。このプラグインを使用するとタグから各エントリの関連エントリを自動的に表示することができます。詳しくは下記エントリをご覧ください。
WordPress でタグを使えるようにしてみた
今回はこの関連エントリのはてなブックマーク数を表示するようにする方法です。
こんなイメージです。
関連エントリを表示するタグ
<?php STP_RelatedPosts(); ?>
この STP_RelatedPosts 関数の第1引数は表示フォーマットを指定するので、そこにはてブ数を表示するようなフォーマットを指定します。
<?php STP_RelatedPosts('<li><a href="%permalink%" title="%title% (%date%)">%title%</a> <a href="http://b.hatena.ne.jp/entry/%permalink%"><img src="http://b.hatena.ne.jp/entry/image/%permalink%" alt="" /></a>'); ?>
これで関連エントリにはてブ数が表示されるようになりました。
CakePHP モデルの validation の拡張 同じ項目で違うメッセージを出す
1CakePHP のモデルの validation の拡張のメモの続きです。
同じフォームの項目で違うエラーメッセージを出したいときがあります。
例えばユーザ登録フォームでユーザID がフォーマットエラーなのか、既に使用されているのかなどです。
models/users.php
var $validate = array( 'loginid' => '/^[0-9a-zA-Z]{8}$/', ); function validates($data=array()) { if(empty($data)) { $data = $this->data; } parent::validates($data); // loginid のユニークチェック if ($this->findByLoginid($data["User"]["loginid"])) { $this->invalidate("loginid_unique"); } if (count($this->validationErrors)>0) { return false; } else { return true; } }
既にloginid が登録済みの場合は
$this->invalidate('loginid_unique');
としています。
invalidate に指定するのは実際に存在しないものでも大丈夫なのでそれを使用して view でエラーメッセージを分けて表示します。
views/users/regist.thtml
ID:< ?php echo $html->password('User/loginid'); ?> < ?php echo $html->tagErrorMsg("User/loginid", "IDは英数字8文字で入力してください"); ?> < ?php echo $html->tagErrorMsg("User/loginid_unique", "IDは既に使用されています。他のID を指定してください"); ?>
CakePHP モデルの validation の拡張
1CakePHP のモデルの validation の拡張のメモです。
ユーザ登録フォームなどでパスワードの再確認のバリデーションを行うときの方法です。
views/users/regist.thtml
パスワード:< ?php echo $html->password('User/password'); ?> 確認用パスワード:< ?php echo $html->password('User/password2'); ?> < ?php echo $html->tagErrorMsg('User/password2', 'パスワードが一致しません');
※users テーブルにpassword2 のカラムはなくてかまいません。
models/users.php
function validates($data=array()) { if(empty($data)) { $data = $this->data; } parent::validates($data); if ($data["User"]["password"]!==$data["User"]["password2"]) { $this->invalidate("password2"); } if (count($this->validationErrors)>0) { return false; } else { return true; } }
AppModel クラスの validation メソッドも実行する必要があるので、必ず
parent::validates($data);
を書かないといけません。