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CakePHP グローバル関数

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PHP のネイティブ関数の短縮表記には下記のようなものがあります。

a() => array()
e() => echo()
low() => strtolower()
up => strtoupper()
r() => str_replace()
am() => array_merge()
h() => htmlspecialchars()

このような短縮表記の関数を独自に定義して開発に使用されている方も多いと思いますが、CakePHP として定義されていると使用しやすいですね。(特に複数人で開発しているときなど、標準であると助かります。)

このほかにも CakePHP には便利な関数が定義されています。

debug($var, $showHtml);
DEBUGレベルが0以外のときに、$varが出力される。
print '<pre>';
print_r($var);
print '</pre>';

のようなことをしてくれます。$showHtmlが TRUE ならブラウザで見やすいように出力してくれます。
aa(‘a’,'b’)
連想配列を作成する。
array('a'=>'b')
をやってくれます。
h($mixed)
文字列を指定して htmlspecialchars をやってくれるが、配列も指定できる。
配列を指定すると再帰的に h() を呼び出している。
pr($var)
print_r をブラウザでみやすいように <pre> で囲んでくれます。echo "<pre>";
print_r($var);
echo "</pre>"
env($key)
環境変数を取得できます。
一番の特徴は PHP_SELF, DOCUMENTO_ROOT をサポートしていないサーバでも動作をエミュレートして値を返してくれます。コードを再配布するときには重宝しそうです。
params($mixed)
文字列を返してくれます。
配列なら一番最初の値、文字列なら文字列、値がなければ NULL を返します。
setUri()
現在のURI を返してくれます。
file_get_contents()
file_put_contents()
この関数が実装されていない PHP4.3 未満のためにエミュレートされています。
stripsslashes_deep($array)
$array は配列を指定。配列の全ての値に対して再帰的に stripslashes を行います。
countdim($array)
$array の配列の次元数を返します。
LogError($message)
CakeLog::write を実行します。
fileExistsInPath($file)
現在のinclude パスから $file で指定されたファイル名があるか探します。
見つかればそのパスを返し、見つからなければ false を返します。
ife($condition, $var1, $var2)
$condition が true なら $var1 を返し、false なら $var2 を返す。

使用しすぎると読みにくいコードになりかねませんが、うまく使用すれば開発効率が上がりそうです。

日本語マニュアル:Chapter 11. Cake のグローバル定数とグローバル関数

CakePHP でビューでメール本文を作成する方法

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前回の記事でメール用のビューを管理する方法を書きましたが、
今回はビューを使用してメール本文を作成する方法です。

前提として

  • メール用のレイアウト名は /app/views/layouts/email.thtml で管理
  • メール本文に使用するビューは /app/views/email/hoge.thtml

だとすると
ob_start();
$this->render(null, 'email', '/path/to/app/views/email/hoge.thtml');
$body = ob_get_clean();
という感じで、$body に本文が入ります。

ちなみにレイアウトを指定しないと default.thtml が使用されHTMLタグが入ってしまいます。

emial.thtml

ここにメールの共通ヘッダなどなど

<?php echo $content_for_layout; ?>

-----------------------------------
ここに署名などなど
-----------------------------------

としておけば、HTMLタグも入らずに署名やヘッダなども読み込めてよいかと思います。

CakePHP 入力フォームで確認画面を表示する方法

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フォームを入力後、すぐに保存ではなく一度確認画面を表示させたい場合のやり方。

こちらに詳しいやり方が書いてあります。
http://www12.atwiki.jp/nezox/pages/6.html

ポイントは

  • 入力フォームで
    <input type="hidden" name="mode" value="confirm">

    とする。

  • コントローラの add アクションでバリデーションチェック後に
     if (@$_POST["mode"]=="confirm") {
        // 確認画面を表示する
        $this->render('confirm');
    } else {
        // 保存処理
        if ($this->User->save($this->data)) {
            $this->flash('Your post has been saved.', '/users');
        }
    }
  • 確認画面の view を confirm.thtml を作成
     <h1>確認画面</h1>
    <form action="<?php echo $html->url('/users/add'); ?>" method="post">
    ログインID:
    <?php echo $html->tagValue('Users/login_id'); ?
    <?php echo $html->hidden('Users/login_id', array('value'=>$html->tagValue('Users/login_id'))); ?>
    <input type="button" value="戻る" onclick="history.back();">
    <input type="submit" value="新規登録">
    </form>

CakePHP のエレメント

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違うレイアウトでも同じデザインの部品を使用することがありますが、その場合に使用するといいのがエレメントです。

エレメントを使用するには

/app/views/elements/

の中に拡張子「.thtml」をつけたファイルを作成します。

エレメントを使用するレイアウト内で

<?php echo $this->renderElement('hoge'); ?>

と書くとエレメントが表示されます。

例えば、ログインフォーム用のエレメントを

/app/views/elements/login.thtml

と作成した場合は

<?php echo $this->renderElement('login'); ?>

と書きます。

また、エレメント内ではそのままではデータにアクセスできないため、
エレメント内でデータを参照したい場合はエレメンにデータを渡さないといけません。

<?php echo
$this->renderElement('login', array("user" => $user));
?>

と、データ配列を渡してエレメントを呼ぶことによりエレメント内で

<?php echo $user; ?>

のようにアクセスできます。

下記の記事が参考になります。
CakePHP の view の elements がアクセスできる変数
cakePHPのマニュアル 8.1.2 エレメント

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