Archive for 7月, 2007
CakePHP ヘルパーの出力を echo を使わずに出力する方法
2※この投稿の方法はバージョン1.1 までしか使用できないようです。1.2 のソースを確認したところ、$html->input の$return パラメータはなくなっていました。/app/config/core.php に AUTO_OUTPUT という定数もなくなっていました。ご注意ください。
Cakephp のヘルパーを使用していて
<?php echo $html->input('Model/filed', array()); ?>
と書くところを
<?php $html->input('Model/field', array()); ?>
と echo を使用せずに出力するには
/app/config/core.php
AUTO_OUTPUT = true;
にすれば、自動的に出力するようになります。
私はつい echo を書き忘れてしまうので助かります。
ヘルパーのメソッドの $return パラメータを true にするとこの AUTO_OUTPUT を無効にすることもできます。
ただ、各メソッドによって、$return パラメータの位置がバラバラなので、書くときにはヘルパーのソースを確認する必要があるかと思います。
ちなにみに input の場合は
<?php $html->input('Model/field', array(), true); ?>
とすると自動出力を抑止できますので、上記は何も表示されなくなります。
CakePHP 日本語マニュアル
10章 ヘルパー
CakePHP アソシエーションのまとめ(4)
0まとめ(1) では1対1のアソシエーション hasOne でしたが、
今回は1対多のアソシエーション hasMany です。
例えば、一人のユーザに複数のコメント投稿があるような場合です。
データベースは
CREATE TABLE users( id int unsigned auto_increment primary key, nickname varchar(30) NOT NULL, created datetime default NULL, modified datetime default NULL ); CREATE TABLE posts( id int unsigned auto_increment primary key, user_id int unsigned unique, comment text, created datetime default NULL, modified datetime default NULL );
のような場合、アソシエーションの定義は下記のようになります。
< ?php class User extends AppModel { var $name = 'User'; var $hasMany = array('Post' => array('className' => 'Post', 'conditions' => '', 'order' => '', 'foreignKey' => 'user_id', 'dependent' => true, 'exclusive' => false, 'finderQuery' => '' ) ); } ?>
これで、
$this->User->findById($id);
とすると下記のようにデータを取得できます。
Array ( [User] => Array ( [id] => 1 [nickname] => boze ) [Post] => Array ( [0] => Array ( [id] => 1 [user_id] => 1 [comment] => コメント1です ) [1] => Array ( [id] => 1 [user_id] => 1 [comment] => コメント2です ) .... ) );
また、hasOne などと同様に CakePHP の命名規約に従っていれば、foreignKey は指定しなくても大丈夫ですので、最低限
var $hasMany = array('Post');
でもアソシエーションを定義できます。
また、hasMany で指定する配列の意味は下記の通りです。
className
関連付けたいモデルのクラス名
conditions
hasMany で取得したいデータの条件を指定する。 SQL の条件文。
order
関連するモデルのデータの並び順。SQL の ORDER 句の指定方法。
Post.created DESC
テーブル名をカラム名の前に付けないと、User.created と区別できません。
limit
Cake が取り出す関連モデルのデータの最大数。
‘limit’ => 5 のように数字で指定。
foreignKey
関連しているモデルを指している外部キーの名前。
Cake の命名規約に従っている場合は省略可能。従っていない場合はここで指定する。
dependent
true に設定すると、モデルのデータの削除時に関連しているモデル側のデータも削除される。
exclusive
true に設定すると、関連しているすべてのオブジェクトが一つの SQL ステートメントで削除される。
finderQuery
アソシエーションを取り出すために、完全な SQL ステートメントを指定する。
CakePHP 日本語マニュアル
6.4. アソシエーション
PHP の便利な関数 output_add_rewrite_var
1PHP から出力する HTML に最終的に a タグや form タグを見つけ出し、自動で指定した変数をクエリストリングや hidden 属性で挿入してくれる関数です。
PHP4.3 から追加されたようなのですが知らなかったです。
昔から、session.use_trans_sid というセションID を a タグや form タグの hidden 属性に追加してくれるのはありましたが、それをセションID 以外にも使用できるように関数化したもののようです。
URL リライト機構に新しい名前/値の組を追加します。 名前および値は、URL (GET パラメータとして) およびフォーム (hidden フィールドとして) で追加されます。これは、session.use_trans_sid で透過的 URL リライティングが有効になっている場合に セッション ID が渡される方法と同じです。 絶対 URL (http://example.com/..) はリライトされないことに注意しましょう。
- PHP マニュアルより
userid の値 $userid を全てのリンクに付与したい場合は、
output_add_rewite_var('userid', $userid);
と書くことにより
<a href="index.php">TOP</a>
が
<a href="index.php?userid=1">TOP</a>
と出力されます。
form タグも
<form action="index.php" method="post">
が
<input type="hidden" name="userid" value="1">
となります。
注意点としては絶対URLはりライトされないことです。
これがないと他サイトにまで、セションID などを渡してしまいますからね。
PHP マニュアル
output_add_rewrite_var
CakePHP アソシエーションのまとめ(3)
1今回は belongsTo です。
CakePHP アソシエーションのまとめ(1) で hasOne をやりましたが、belongsTo はその逆です。
まとめ(1) で使用したテーブルで説明すると、Profile モデルにUser モデルを関連付けるのが belongsTo になります。
profile.php
<?php class Profile extends AppModel { var $name = 'Profile'; var $belongsTo = array('User' => array('className' => 'User', 'conditions' => '', 'order' => '', 'foreignKey' => 'user_id' ) ); } ?>
配列のそれぞれの意味は CakePHP アソシエーションのまとめ(2) に説明があります。
これで、
$this->profile->findById($id);
とかすると、Profile モデルの該当するID のデータ内容とそのProfile モデルの元の User モデルのデータが取得できます。
もちろん、CakePHP の命名規則に従っていれば、
profile.php
<?php class Profile extends AppModel { var $name = 'Profile'; var $belongsTo = array('User'); } ?>
でもいけます。
WordPress でタグを使えるようにしてみた
2使用したプラグインは Simple Tagging です。
WordPress用、タグ付けプラグイン:Simple Tagging | 創造マラソン
こちらのサイトでかなり詳しく解説されています。
Single.php のエントリー本文の後に
<?php STP_PostTags(); ?>
を入れて、タグを表示させ、さらに
< ?php STP_RelatedPosts(); ?>
でタグにより、関連するエントリーを表示させるようにしました。
また、サイドバーに
< ?php STP_Tagcloud(); ?>
を入れてタグクラウドを表示させました。
ただ、このままではリスト構造で縦に並んでしまうので、
Tag Cloud – Simple Tagging for WordPress – Trac
こちらを参考に下記を追加しました。
style.css
ul#tagcloud { padding:0; margin:0; text-align:center; list-style:none; } ul#tagcloud li { display:inline; font-size:70%; color:#ccc; background: none; padding: 0;} ul#tagcloud li a, ul#tagcloud li a:link { text-decoration:none; } ul#tagcloud li a:hover { text-decoration:underline; } ul#tagcloud li.t1 a { color:#797979; font-size: 120%; } ul#tagcloud li.t2 a { color:#6d6d6d; font-size: 160%; } ul#tagcloud li.t3 a { color:#616161; font-size: 190%; } ul#tagcloud li.t4 a { color:#555555; font-size: 210%; } ul#tagcloud li.t5 a { color:#484848; font-size: 230%; } ul#tagcloud li.t6 a { color:#3c3c3c; font-size: 250%; } ul#tagcloud li.t7 a { color:#303030; font-size: 270%; } ul#tagcloud li.t8 a { color:#242424; font-size: 290%; } ul#tagcloud li.t9 a { color:#181818; font-size: 310%; } ul#tagcloud li.t10 a { color:#0c0c0c; font-size: 330%; }
顔チェキを試してみた
1最近話題の顔チェキを試してみました。
知らない方のために簡単に説明すると携帯から自分の顔写真を送ると有名人で誰に似ているか判定してくれるというケータイサイトです。
で、結果は
- 濱口優 63%
- 平泉成 61%
- 山口智充 60%
どれも言われたことないなぁ。平泉成さんって知りませんでした。
ちなみにウチの相方は
- 沢尻エリカ 51%
- 観月ありさ 48%
- 紺野まひる 48%
でした。こちらもどれも言われたことないそうです。
で、これって本人だったらどうなんだろう?と思い、濱口の写真で試してみました。
使った写真はこちらです。
結果は
- 濱口優 71%
- 森山未來 46%
- 小林隆 43%
でした。やっぱり本人は本人でした。確かに濱口優と森山未來は似ていると思う。
いよいよ PHP5 への移行が進むか
0ついに来ましたか。。。2007/12/31いっぱいはサポートを続け、2008/08/08までは致命的なセキュリティFIXのみ行うようです。
最近の開発では PHP5 が増えてきましたし、いよいよPHP5 への移行が加速しそうですね。
個人的にはPHP5 は大歓迎です。
WordPress に「はてなスター」を導入してみました
0はてなスターを導入してみました。
このブログは WordPress でやっています。
はてなスターはじめてガイド – Hatena Starに対応ブログサービスに入っていたので早速 JavaScritp コードを header.php の の前に入れてみました。
ところが、サイドメニューの「Category」などの横に表示されてしまいました。
どうも h3タグの中のaタグに☆ボタンを入れているようです。
再度、はてなスターはじめてガイド を見ると
技術的な詳細については、HatenaStar.js下部のドキュメント(英語)をご覧ください。
とあります。早速ソースを見てみると最後の方に色々とドキュメントが書かれています。
// This is the optional script for WordPress blogs
<script src=”http://s.hatena.com/js/Hatena/Star/EntryLoader/WordPress.js” type=”text/javascript”></script>
とありました。
で、
<script src="http://s.hatena.ne.jp/js/HatenaStar.js" type="text/javascript"></script> <script src="http://s.hatena.com/js/Hatena/Star/EntryLoader/WordPress.js" type="text/javascript"></script>
と書くことにより、うまく行きました^^
さらにコメントをつけられるように、自分のブログを登録します。登録すると新たにコメントを付けられる JavaScript が発行されるので、それを追加すると。。。また、h3タグの後ろに☆ボタンが。。。
よくみるとブログ登録後に発行された JavaScritp の1行目は HatenaStar.js を読み込むもので、一番最初に貼り付けたコードと同じでした orz
で、結局ブログ登録後に発行された JavaScript と WordPress.js を読み込む JavaScript を貼り付けることにより、うまく行きました。
ブログ登録後に表示されるコードはトークンが追加されたということですね。
CakePHP アソシエーションのまとめ(2)
0アソシエーションのまとめ(1) で書いた
< ?php class User extends AppModel { var $name = 'User'; var $hasOne = array('Profile' => array('className' => 'Profile', 'conditions' => '', 'order' => '', 'dependent' => true, 'foreignKey' => 'user_id' ) ); } ?>
この部分の補足です。
それぞれの意味するところは
var $hasOne = array('関連先のモデル名'=> array('className' => '関連先のモデルのクラス名', 'conditions' => '関連を定義するSQL条件の一部', 'order' => '関連先のデータの並び順', 'dependent' => '関連先データの同時削除', 'foreignKey' => '関連先テーブル側の外部キー' ) );
conditions は条件を付けて関連付けるモデルのデータを制限するときに指定する。
dependent は関連元のデータが削除されたときに、一緒に関連先のデータも削除するかどうか。
関連先のモデルで関連元のモデルの主キーを定義しているカラム名です。
dependent などはかなり便利に使えそうですね。
アソシエーションのまとめ(1) に書いたように、 foreignKey は CakePHP の命名規則に従っていれば省略可能です。
CakePHP アソシエーションのまとめ(1)
1CakePHP のアソシエーションのまとめです。
タイトルに (1) とつけたので多分何回か続けます。
アソシエーションとはモデル間のつながりのことです。
例えば、下記のような2つのテーブルがあると
CREATE TABLE users( id int unsigned auto_increment primary key, nickname varchar(30) NOT NULL, created datetime default NULL, modified datetime default NULL ); CREATE TABLE profiles( id int unsigned auto_increment primary key, user_id int unsigned unique, blog_url varchar(256), hobby varchar(256), created datetime default NULL, modified datetime default NULL );
CakePHP では2つのモデルになります。
User モデルと Profile モデルです。
この2つのモデルは1対1の関係になります。
「一人のユーザは1つのプロファイルを持つ」とういことです。
この2つのモデルの関係を CakePHP に指示するには次のようになります。
< ?php class User extends AppModel { var $name = 'User'; var $hasOne = array('Profile' => array('className' => 'Profile', 'conditions' => '', 'order' => '', 'dependent' => true, 'foreignKey' => 'user_id' ) ); } ?>
これで、
$this->User->findById($id);
とすることにより、
Array ( [User] => Array ( [id] => 1 [nickname] => boze ) [Profile] => Array ( [id] => 1 [blog_url] => http://www.syuhari.jp/blog [hobby] => 読書 ) );
のようにUser モデルだけでなく、Profileモデルの情報も同時に取得することができます。
CakePHP の命名規則を守っていれば、
var $hasOne = array('Profile');
だけでもいけるようです。
※外部キーはモデル名+_id
CakePHP 日本語マニュアル
6.4. アソシエーション