OpenPNE
【OpenPNE カスタマイズ】バリデーションを行う ini ファイルの書式
3OpenPNE のバリデーション処理を定義する ini ファイルの書式に関するメモです。
例えば ?m=pc&a=page_hoge という URL に対するバリデーションを行うときには /openpne/webapp_ext/modules/pc/validate/page/hoge.ini というファイルを作成します。
(続きを読む…)
OpenPNE 2.10 のメールサーバの設定
1OpenPNE のインストール時にメールから日記の投稿などを受け付けるためにメールサーバの設定を行います。
OpenPNE のバージョン 2.10 からメールアドレスに新たに編集のアドレスが加わっていますが、ググッてみても 2.8 のころの形式の設定方法しか情報がないので書いておきます。
(続きを読む…)
PHP で大量メール送信を非同期で行う
1PHP でメールを非同期に送信する時に PEAR の Mail_Queue を使用するときのメモです。
Mail_Queue のマニュアル
PEAR :: Manual :: Mail_Queue
上記マニュアルにあるチュートリアルが分かりやすいです。
PEAR :: Manual :: チュートリアル
処理の流れとしては下記のようになります。
- データベースに送信するメールを貯める
- cron で定期的に貯まったメールを送信する
OpenPNE 管理画面を別ディレクトリにする
1OpenPNE の管理画面の URL は
http://www.example.com/?m=admin
という URL になります。
これは SNS の URL
http://www.example.com/?m=pc
などと同じ index.php を使用しています。
このため、管理画面だけ IP アドレス制限をしたいなどという場合に、.htaccess などで制限ができません。
OpenPNE のセットアップマニュアルには 「6-3. 管理画面を別ドメインで運用する (オプション)」という内容で別ドメインで運用する方法が紹介されています。
しかし、レンタルサーバなどでバーチャルドメインなどが使用できない場合に管理画面を別ディレクトリにして .htaccess などでIPアドレス制限や Basic 認証をかけられるようにする方法です。
- OPENPNE_DIR ├ bin ├ lib ├ var ├ webapp ├ webapp_ext ├ webapp_biz └ config.php - public_html ├ config.inc.php ├ index.php
の public_html 以下のファイルを public_html/admin ディレクトリ以下にコピーする
-public_html ├ admin (管理画面のディレクトリ名) ├ config.inc.php ├ index.php ・ ・ ・
コピーした public_html/admin/config.inc.php を書き換える
< ?php /** * @copyright 2005-2007 OpenPNE Project * @license http://www.php.net/license/3_01.txt PHP License 3.01 */ define('OPENPNE_DIR', realpath('../../')); // ディレクトリ階層が違うので合わせるために変更する require_once OPENPNE_DIR . '/config.php'; // 管理画面のベースURL設定 define('OPENPNE_ADMIN_URL', 'http://www.exmaple.com/admin/'); // 無効にするモジュール $GLOBALS['_OPENPNE_DISABLE_MODULES'] = array('pc', 'ktai'); ?>
これで、htt://www.exmple.com/admin/?m=admin でアクセスできるようになります。
注意点は ?m=admin をつけないとアクセスできません。
また、元の http://www.example.com/?m=admin でアクセスできないように
// 無効にするモジュール $GLOBALS['_OPENPNE_DISABLE_MODULES'] = array('admin', 'setup');
を public_html/config.inc.php に追加してください。
また、前回のエントリで紹介した 「特定ページを SSL で接続する」 で管理画面を SSL で接続する設定をしている場合は
// 管理画面のベースURL設定 define('OPENPNE_ADMIN_URL', 'https://www.exmaple.com/admin/');
のように URL も忘れずに https にしておかないとアクセスできなくなります。
OpenPNE 特定ページを SSL で接続する
3OpenPNE で個人情報などを送信するようなフォームや管理画面を SSL で接続する方法です。
SSL を使用するように設定を変更する
openpne/config.phpの以下の行を変更
特定ページを SSL で接続するように設定
define('OPENPNE_USE_SSL_PARAM', false);
をdefine('OPENPNE_USE_SSL_PARAM', true);
に変更
これだけで特定ページが SSL で接続されるようになります。
SSL を使用したいアクションを追加する
デフォルトで SSL 接続されるようになっているページ以外も SSL 接続にしたい場合は
$GLOBALS['_OPENPNE_SSL_REQUIRED'] = array( 'pc' => array( 'page_o_regist_prof', 'page_o_regist_prof_confirm', 'do_o_regist_prof', 'page_o_regist_intro', 'page_o_ri', 'page_o_regist_end', 'page_h_config_prof', 'page_h_config_prof_confirm', 'do_h_config_prof', 'page_h_config_ktai', 'do_h_config_ktai_send', ), 'ktai' => array( 'page_o_login', 'do_o_login', 'do_o_easy_login', 'page_o_login2', 'do_o_update_ktai_address', 'page_o_regist_pre', 'page_o_regist_input', 'do_o_insert_c_member', 'page_o_regist_end', 'page_o_password_query', 'do_o_password_query', 'page_h_config_prof', 'do_h_config_prof_update_c_member', 'page_h_config_easy_login', 'do_h_config_easy_login', 'page_h_config_mail', 'do_h_config_mail_insert_c_ktai_address_pre', 'page_h_pc_send', 'page_h_pc_send_confirm', 'do_h_pc_send_insert_c_pc_address_pre', 'page_h_config_password_query', 'do_h_config_password_query_update_password_query', 'page_h_config_password', 'do_h_config_password_update_password', ));
となっているところに SSL 接続したいアクションを追加していく。
例えば、携帯ではリマインダーは SSL 接続になりますが PC では SSL 接続ではありません。
そこで PC でも SSL にしたい場合は上の pc の配列にリマインダーのアクションの “page_o_password_query” を追加します。
これで http://www.example.com/?m=pc&a=page_o_password_query という URL は自動的に
https://www.example.com/?m=pc&a=page_o_password_query へリダイレクトされます。
注意点は上記の URL からフォームが送信される ?m=pc&a=do_o_password_query というURL も SSL にする必要があります。
これをしないとフォームの画面は SSL でも送信先が SSL ではなくなってしまいます。
PC 用のリマインダーを SSL にする場合は “page_o_password_query” と “do_o_password_query” の2つを追加する必要があるということです。
確認画面が入るフォームなどではフォーム画面表示アクション、確認画面表示アクション、実行アクションと3つ追加する必要があります。
ユーザに SSL を使用するか選択させるアクションの追加
ユーザが SSL を使用するか選択できるリストというのもあります。
$GLOBALS['_OPENPNE_SSL_SELECTABLE'] = array( 'pc' => array( 'page_h_config', 'do_h_config_1', 'do_h_config_2', 'do_h_config_3', 'page_o_login', 'page_o_tologin', 'do_o_login', ), 'ktai' => array( 'page_h_config', ));
このリストに追加するとフォームの右上やリンクの下に SSL 用のリンクが表示されユーザが SSL の使用をするか選択することができます。
OpenPNE コンテンツをセンター寄せにする
0OpenPNE のデザインは左寄せなのですが、これをセンター寄せに変更したいという要望がありました。
最初は CSS に
.ext_sub_container { width: 720px;margin: 0px auto; }
を追加してみたのですが、やはり IE ではうまく表示できません。
そこでテンプレートを見直すと
inc_header.tpl 339行目
<div align="left">
というを
<div align="center">
に変更したらうまく行きました。
ちなみに OpenPNE テンプレートのカスタマイズ でも書きましたが
/openpne/webapp/modules/pc/templates/inc_header.tpl を
/opnepne/webapp_ext/modules/pc/templates/inc_header.tpl に
コピーしてからカスタマイズすると元のファイルを残したままカスタマイズできるのでお勧めです。
その場合は /openpne/config.php の
define('USE_EXT_DIR', false);
を
define('USE_EXT_DIR', true)
に変更するのをお忘れなく。
SQL BLOB の容量を計算する方法
1OpenPNE のカスタマイズをしていて会員毎に画像容量の制限をする必要がでてきました。
quota を使用できれば簡単なのですが、OpenPNE は DB に バイナリデータとして画像を保存しているため使用できません。
そこで SQL で容量を計算する方法を考えました。
LENGTH 関数を使用して
SELECT LENGTH(blobカラム)
とすればバイト数を計算できます。
OpenPNE の場合は c_image というテーブルに画像データが格納されています。
そこで特定の会員の日記に使用した画像の容量を計算するのに下記のようにしてみました。
SELECT SUM(LENGTH(i.bin)) FROM c_image as i LEFT JOIN c_diary d ON(d.image_filename_1=i.filename OR d.image_filename_2=i.filename OR d.image_filename_3=i.filename) WHERE d.c_member_id=会員ID
得られる値は byte 数になります。
OpenPNE ユーザID からユーザ情報を取得するグローバル関数
1OpenPNE をカスタマイズしていてユーザID からユーザのニックネームなど簡単に取得できないかと調べてみると、色々なグローバル関数がありました。
openpne/webapp/lib/db/member.php 内で各種定義されています。
ユーザ情報のよく使う部分のみを取得する
- 関数名
- db_member_c_member4c_member_id_LIGHT($c_member_id)
- 引数
- int $c_member_id ユーザID
- 戻り値
- array ユーザ情報
引数はユーザ IDで、ユーザ情報が連想配列で戻されます。
array( 'c_member_id' => 'ユーザID', 'nickname' => 'ニックネーム', 'image_filename' => '画像ファイル名' )
ニックネームはそのままテンプレートで表示できます。
画像ファイル名は以前のエントリの「OpenPNE 画像の保存、表示方法」や「OpenPNE 画像を色々なサイズで表示する」を参考に表示させることができます。
ユーザ情報を取得する
bool $is_secure `c_member_secure`の項目を取得するかどうか
bool $with_profile `c_member_profile`の項目を取得するかどうか
string $public_flag プロフィール項目を取得する場合の公開設定(public, friend, private)
その他
まだまだ色々な関数があります。興味ある方はソースを調べてみるとよいかと思います。
OpenPNE 画像を色々なサイズで表示する
1以前書いたエントリ「OpenPNE 画像の保存、表示方法 」で、OpenPNE にアップロードした画像の表示方法を紹介しました。
表示方法は下記のとおりです。
<img src=&qt;({t_img_url filename=$pet.image1 w=180 h=180})&qt;>
しかし、この方法では 240×240 のような画像が表示できませんでした。
ソースを追ってみると設定ファイルで許可するサイズを設定するところがありました。
openpne/config.php
$GLOBALS['_OPENPNE_IMG_ALLOWED_SIZE'] = array('76x76', '120x120', '180x180');
この配列に ’240×240′ を追加すれば 縦か横の長い方が 240px の写真が表示できます。
また、
$GLOBALS['_OPENPNE_IMG_ALLOWED_SIZE'] = array();
のように空の配列にすれば制限がなくなり、自由に大きさを指定できます。
ただ、制限はかけておいた方がいいでしょう。
OpenPNEでのSmarty の覚書
1「OpenPNE PHP で作成したプログラムを組み込む」で書いたように、
/openpne/webapp_ext/modules/pc/page/hoge_foo.php に
class pc_page_hoge_foo extends OpenPNE_Action { function execute($requests) { // ここに処理を書く } }
のようにすると ?m=pc&a=page_hoge_foo でアクセスできるようになります。
このときにどうやって Smarty に値を渡すのか少し戸惑ったのでメモしておきます。
Smarty タグ
通常は 「{」「}」 ですが、OpenPNE では 「({」「})」 です。
assign
$smarty->assign("var", $var);
のようにして Smarty に値を渡したいときは execute メソッド内で
$this->view->set("var", $var);
とすればOK。
display
$smarty->display("hoge_foo.tpl");
は自動的にやってくれます。
default_modifiers (escape)
また、OpenPNE の smarty オブジェクトはオブジェクト生成時に
$smarty->default_modifiers に escpae 修飾子が設定されているので、
テンプレート変数に HTML タグが設定されていて HTMLタグを出力したい場合は
({$var|smarty:nodefaults})
とすれば、escape 処理されずに出力されます。
私は HTML_QuickForm をよく使うので、form タグ関係を出したいことがありますので、その場合に使用しています。