OpenPNE
OpenPNE PHP で作成したプログラムを組み込む
1OpenPNE PHP で作成したプログラムを組み込むときのメモです。
基本的に、/openpne/webapp_ext/ 以下に追加するファイルを置きます。
URLのパターン
OpenPNE の URL は下記のようになります。
- ?m=pc&a=page_hoge_foo
- ?m=pc&a=do_hoge_foo
携帯だと m=ktai とかになりますが、今回はPC のみ考えます。
page_hoge_foo のパターンはページを表示する
do_hoge_foo のパターンはモデルに対して処理を行う
page_hoge_foo でモデルに対して処理を行うこともできるが
MVC の意味がないかも。
?m=pc&a=do_hoge_foo のURL を追加する
/openpne/webapp_ext/modules/pc/do 以下に
hoge_foo.php を作成
hoge_foo.php
class pc_do_hoge_foo extends OpenPNE_Action { function execute($requests) { // ここに処理を書く } }
/openpne/webapp_ext/modules/pc/validate/do 以下に
hoge_foo.ini を作成
例えば ?m=pc&a=do_hoge_foo&id=10&no=20 のように id, no を GET で渡したい場合は
[id] type = "int" required = 1 [no] type = "int" required = 1
のように定義する。
こうしておくと do/hoge_foo.php 内で
$id = $requests["id"];
のようにバリデーションを通して値を取得できる。
?m=pc&a=page_hoge_foo のURL を追加する
/openpne/webapp_ext/modules/pc/page 以下に
hoge_foo.php を作成
hoge_foo.php
class pc_page_hoge_foo extends OpenPNE_Action { function execute($requests) { // ここに処理を書く } }
/openpne/webapp_ext/modules/pc/validate/page 以下に
hoge_foo.ini を作成
中身は do_hoge_foo の場合と同じ。
その他
/openpne/webapp_ext/lib
クラスファイルなどを置きました
自分で作成クラスをインクルードしたいときは /openpne/webapp_ext/lib
からインクルードします。
OpenPNE 画像の保存、表示方法
2OpenPNE で写真のアップロード機能を作成していて調べたことをまとめておきます。
画像を保存するテーブル c_image
OpenPNE では画像をDB に保存しています。保存するテーブル名は c_image です。
このテーブルにはプロフィール写真や日記の写真、スキンの画像などが保存されるようです。
CREATE TABLE c_image ( c_image_id int(11) NOT NULL auto_increment, filename text NOT NULL, bin longblob NOT NULL, r_datetime datetime NOT NULL default '0000-00-00 00:00:00', `type` text, PRIMARY KEY (c_image_id), KEY filename (filename(100)) ) ENGINE=MyISAM DEFAULT CHARSET=utf8;
- filename
- 画像のファイル名、任意につけていいみたいですが、プロフィール写真だと
m_2_1188204858.jpg
という感じです。
最初の 「m 」はたぶんプロフィール写真を表す文字、
次の「2」はプロフィール写真のNo(2番目にアップした写真)
次の10桁の数字は多分 time() 関数で取得したアップロードした時間 - bin
- base64_encode した画像ファイルのバイナリデータ
- type
- 画像のタイプ( jpg | gif | png )
- r_datetime
- 登録日時
表示方法
c_image テーブルに格納した画像を表示するHTML
<img src="/img.php?filename=m_2_1188204858.jpg&w=180&h=180&m=pc">
Smarty のタグで書くと
<img src="({t_img_url filename=$pet.image1 w=180 h=180})">
filename に c_image.filename を指定して、
w, h に幅と高さの最大値を指定する。
幅と高さは最大値を超えると自動的にリサイズする。
その他
c_image に画像を保存しておくと管理画面からアップロードされた写真をすべて管理することができるので、SNS を運営する上で便利だと思います。
OpenPNE テンプレートのカスタマイズ
2OpenPNE は Smarty を使用していますが、そのテンプレートを修正したい場合、直接オリジナルのテンプレートを編集するのではなくカスタマイズ用のテンプレートを作成して修正することができます。
ディレクトリは下記になります。
オリジナルのテンプレート
/openpne/webapp/modules/pc/templates/
カスタマイズ用のテンプレート
/openpne/webapp_ext/modules/pc/templates/
/openpne/webapp_ext/modules/pc/templates/ ディレクトリは最初からはないので作成します。
次にカスタマイズしたいテンプレートをオリジナルのテンプレートディレクトリからカスタマイズ用のディレクトリにコピーします。
次に /openpne/config.php の
define('USE_EXT_DIR', false);
を
define('USE_EXT_DIR', true)
に変更すれば、カスタマイズ用ディレクトリにテンプレートが存在すればそちらを優先して使用されます。
カスタマイズ失敗してもカスタマイズ用のテンプレートを削除すればオリジナルのテンプレートが使用されますので、便利ですね。
この /openpne/webapp_ext/ ディレクトリはテンプレート以外でも webapp ディレクトリのファイルを上書きできます。