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CakePHP ヘルパーの出力を echo を使わずに出力する方法

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※この投稿の方法はバージョン1.1 までしか使用できないようです。1.2 のソースを確認したところ、$html->input の$return パラメータはなくなっていました。/app/config/core.php に AUTO_OUTPUT という定数もなくなっていました。ご注意ください。

Cakephp のヘルパーを使用していて
<?php echo $html->input('Model/filed', array()); ?>と書くところを
<?php $html->input('Model/field', array()); ?>と echo を使用せずに出力するには
/app/config/core.php
AUTO_OUTPUT = true;にすれば、自動的に出力するようになります。

私はつい echo を書き忘れてしまうので助かります。

ヘルパーのメソッドの $return パラメータを true にするとこの AUTO_OUTPUT を無効にすることもできます。
ただ、各メソッドによって、$return パラメータの位置がバラバラなので、書くときにはヘルパーのソースを確認する必要があるかと思います。

ちなにみに input の場合は
<?php $html->input('Model/field', array(), true); ?>とすると自動出力を抑止できますので、上記は何も表示されなくなります。

CakePHP 日本語マニュアル
10章 ヘルパー

CakePHP アソシエーションのまとめ(4)

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まとめ(1) では1対1のアソシエーション hasOne でしたが、
今回は1対多のアソシエーション hasMany です。

例えば、一人のユーザに複数のコメント投稿があるような場合です。
データベースは

CREATE TABLE users(
    id int unsigned auto_increment primary key,
    nickname varchar(30) NOT NULL,
    created datetime default NULL,
    modified datetime default NULL
);

CREATE TABLE posts(
    id int unsigned auto_increment primary key,
    user_id int unsigned unique,
    comment text,
    created datetime default NULL,
    modified datetime default NULL
);

のような場合、アソシエーションの定義は下記のようになります。

< ?php
class User extends AppModel
{
    var $name = 'User';
    var $hasMany = array('Post' =>
                    array('className' => 'Post',
                          'conditions' => '',
                          'order' => '',
                          'foreignKey' => 'user_id',
                          'dependent' => true,
                          'exclusive' => false,
                          'finderQuery' => ''
                    )
                  );
}
?>

これで、
$this->User->findById($id);
とすると下記のようにデータを取得できます。

Array
(
    [User] => Array
        (
            [id] => 1
            [nickname] => boze
        )
    [Post] => Array
        (
            [0] => Array
                (
                    [id] => 1
                    [user_id] => 1
                    [comment] => コメント1です
                )
            [1] => Array
                (
                    [id] => 1
                    [user_id] => 1
                    [comment] => コメント2です
                )
            ....
        )
);

また、hasOne などと同様に CakePHP の命名規約に従っていれば、foreignKey は指定しなくても大丈夫ですので、最低限
var $hasMany = array('Post');
でもアソシエーションを定義できます。

また、hasMany で指定する配列の意味は下記の通りです。

className
関連付けたいモデルのクラス名

conditions
hasMany で取得したいデータの条件を指定する。 SQL の条件文。

order
関連するモデルのデータの並び順。SQL の ORDER 句の指定方法。
Post.created DESC
テーブル名をカラム名の前に付けないと、User.created と区別できません。

limit
Cake が取り出す関連モデルのデータの最大数。
‘limit’ => 5 のように数字で指定。

foreignKey
関連しているモデルを指している外部キーの名前。
Cake の命名規約に従っている場合は省略可能。従っていない場合はここで指定する。

dependent
true に設定すると、モデルのデータの削除時に関連しているモデル側のデータも削除される。

exclusive
true に設定すると、関連しているすべてのオブジェクトが一つの SQL ステートメントで削除される。

finderQuery
アソシエーションを取り出すために、完全な SQL ステートメントを指定する。

CakePHP 日本語マニュアル
6.4. アソシエーション

CakePHP アソシエーションのまとめ(1)

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CakePHP のアソシエーションのまとめです。
タイトルに (1) とつけたので多分何回か続けます。

アソシエーションとはモデル間のつながりのことです。

例えば、下記のような2つのテーブルがあると

CREATE TABLE users(
    id int unsigned auto_increment primary key,
    nickname varchar(30) NOT NULL,
    created datetime default NULL,
    modified datetime default NULL
);

CREATE TABLE profiles(
    id int unsigned auto_increment primary key,
    user_id int unsigned unique,
    blog_url varchar(256),
    hobby varchar(256),
    created datetime default NULL,
    modified datetime default NULL
);

CakePHP では2つのモデルになります。
User モデルと Profile モデルです。
この2つのモデルは1対1の関係になります。
「一人のユーザは1つのプロファイルを持つ」とういことです。

この2つのモデルの関係を CakePHP に指示するには次のようになります。

< ?php
class User extends AppModel
{
    var $name = 'User';
    var $hasOne = array('Profile' =>
                    array('className' => 'Profile',
                          'conditions' => '',
                          'order' => '',
                          'dependent' => true,
                          'foreignKey' => 'user_id'
                    )
                  );
}
?>

これで、
$this->User->findById($id);とすることにより、

Array
(
    [User] => Array
        (
            [id] => 1
            [nickname] => boze
        )
    [Profile] => Array
        (
            [id] => 1
            [blog_url] => http://www.syuhari.jp/blog
            [hobby] => 読書
        )
);

のようにUser モデルだけでなく、Profileモデルの情報も同時に取得することができます。

CakePHP の命名規則を守っていれば、
var $hasOne = array('Profile');だけでもいけるようです。
※外部キーはモデル名+_id

CakePHP 日本語マニュアル
6.4. アソシエーション

CakePHP HtmlHelper::tagValue のHTMLエスケープ処理

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view でモデルの値などを出力する際に
$html->tagValue("Model/hoge");
とすれと、HTMLエスケープ処理をしてくれるので便利です。

ただ、
CakePHP 1.1.15.5144以降はHtmlHelper#tagValueに注意 | Shin x blog
に書かれているように、CakePHP のバージョン1.1.15.5144 からエスケープするかのフラグが追加されたようです。

以前はエスケープしないを選択できなかったので、それはそれで不便な点もありました。
MOONGIFT ブログ ? CakePHP覚書(HTML Helpler)

しかし今回の変更で注意しなければいけないのは、デフォルトでエスケープされていたのがデフォルトでエスケープ処理されなくなったことです。

cake/libs/view/helpers/html.php
function tagValue($fieldName, $escape = false)

以前のようにエスケープ処理させるには
$html->tagValue("Model/hoge", true);
とする必要があります。

また、

ちなみに1.2.0.5147ではtagValueがdeprecatedになっており、代わりにvalueメソッドを使うようになるようです。

ということになるようです。

CakePHP flash メソッドでレイアウトを指定する

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コントローラ毎にレイアウトを変えていていると flash メソッドは使えないなあと思っていたのですが、下記のようにすることによりレイアウトをコントローラで指定できますね。

/app/app_controller.php に下記の flash メソッドを追加

function flash($message, $url, $pause = 1) {
    $this->autoRender = false;
    $this->autoLayout = false;
    $this->set('url', $this->base . $url);
    $this->set('message', $message);
    $this->set('pause', $pause);
    $this->set('page_title', $message);

    if (file_exists(VIEWS . 'layouts' . DS . $this->layout.'_flash.thtml')) {
        $flash = VIEWS . 'layouts' . DS . $this->layout.'_flash.thtml';
    } elseif ($flash = fileExistsInPath(LIBS . 'view' . DS . 'templates' . DS . "layouts" . DS . 'flash.thtml')) {
    }
    $this->render(null, false, $flash);
}

これで、
/app/views/layouts/指定したレイアウト名_flash.thtml
というレイアウトファイルがあれば、それを使用して
なければ、デフォルトの flash.thtml を使用します。

やっていることはすごく単純でコントローラクラスの flash メソッドをオーバライドして、使用するレイアウトファイルを選択するところで

if (file_exists(VIEWS . 'layouts' . DS . 'flash.thtml')) {
    $flash = VIEWS . 'layouts' . DS . 'flash.thtml';
}

となっていたところを

if (file_exists(VIEWS . 'layouts' . DS . $this->layout.'_flash.thtml')) {
    $flash = VIEWS . 'layouts' . DS . $this->layout.'_flash.thtml';
}

に変更しただけです。

他にいい方法があれば教えてください。

CakePHP コントローラのflash メソッド

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データを更新した後などに「更新しました」などのメッセージを簡単に出せるのがコントローラのflash メソッド。
コントローラで、
$this->flash('更新しました', '/users');
などとすることにより、メッセージを簡単に出せる。
2つ目の引数は飛び先URL を指定できる。

ちなみにこの flash メソッドは下記のようになっています。
/cake/libs/controller/controller.php

function flash($message, $url, $pause = 1) {
    $this->autoRender = false;
    $this->autoLayout = false;
    $this->set('url', $this->base . $url);
    $this->set('message', $message);
    $this->set('pause', $pause);
    $this->set('page_title', $message);

    if (file_exists(VIEWS . 'layouts' . DS . 'flash.thtml')) {
        $flash = VIEWS . 'layouts' . DS . 'flash.thtml';
    } elseif ($flash = fileExistsInPath(LIBS . 'view' . DS . 'templates' . DS . "layouts" . DS . 'flash.thtml')) {
    }
    $this->render(null, false, $flash);
}

上のソースを見ると分かるように、この flash メソッドのレイアウトは
$layout = "hoge";
とか指定しても指定したレイアウトでは表示されません。

flash メソッドでは flash.thtml というレイアウトを使用することしかできません。
/app/views/layouts/flash.thtml
を探してなければ、
/cake/libs/view/templates/layouts/flash.thtml
のデフォルトのレイアウトを使用します。

また、デフォルトの flash.thtml は

<html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml">
<head>
<title><?php echo $page_title?></title>
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=UTF-8" />
<?php if(Configure::read() == 0) { ?>
<meta http-equiv="Refresh" content="<?php echo $pause?>;url=<?php echo $url?>"/>
<?php } ?>
<style><!--
P { text-align:center; font:bold 1.1em sans-serif }
A { color:#444; text-decoration:none }
A:HOVER { text-decoration: underline; color:#44E }
--></style>
</head>
<body>
<p><a href="<?php echo $url?>"><?php echo $message?></a></p>
</body>
</html>

のようになっていて、
DEBUG モードで DEBUG = 0 を指定していると meta タグを利用して勝手に画面遷移します。DEBUG モードが 0 以外の場合はメッセージをクリックすると指定したURLに画面遷移します。

非常にシンプルなレイアウトですので、使用するときは、
/app/views/layouts/flash.thtml
にコピーしてカスタマイズした方がよいでしょう。

CakePHP ヘルパーからコンポーネントへのアクセス方法

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ヘルパーからコンポーネントへのアクセス方法が分からず
教えていただいたのでメモ。

例えば HogeComponent にアクセスしたいヘルパーに
$this->view->controller->HogeComponent->method();というように書けば、HogeComponent の method にアクセスできる。

これで、ヘルパーがかなり使いやすくなりました。

PHP で大きいJPEGやPNGファイルをPHPで扱うときのメモリエラー回避方法

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GD でメモリエラー
に書かれているように GD で JPEG や PNG の大きな画像を扱うときに
Fatal error: Allowed memory size of 16777216 bytes exhausted (tried to allocate 11648 bytes) in ...というようなエラーが出てしまいます。

上のエラーがは私が EOS5D で撮影した 2912×4368とかなり大きな画像です。

大きさで制限するのも一つの方法ですが、どうしても大きな画像を取り込みリサイズしなければいけないときなどのために以下の方法もあります。

PHP: imagecreatefromjpeg – Manual
PHP に割り当てられているメモリの範囲で必要なメモリを計算して
ini_set('memory_limit', 'xxM')と設定しれくれます。

function setMemoryForImage( $filename ){
    $imageInfo = getimagesize($filename);
    $MB = 1048576;  // number of bytes in 1M
    $K64 = 65536;    // number of bytes in 64K
    $TWEAKFACTOR = 1.5;  // Or whatever works for you
    $memoryNeeded = round( ( $imageInfo[0] * $imageInfo[1]
                                           * $imageInfo['bits']
                                           * $imageInfo['channels'] / 8
                             + $K64
                           ) * $TWEAKFACTOR
                         );
    //ini_get('memory_limit') only works if compiled with "--enable-memory-limit" also
    //Default memory limit is 8MB so well stick with that.
    //To find out what yours is, view your php.ini file.
    $memoryLimit = 8 * $MB;
    if (function_exists('memory_get_usage') &&
        memory_get_usage() + $memoryNeeded > $memoryLimit)
    {
        $newLimit = $memoryLimitMB + ceil( ( memory_get_usage()
                                            + $memoryNeeded
                                            - $memoryLimit
                                            ) / $MB
                                        );
        ini_set( 'memory_limit', $newLimit . 'M' );
        return true;
    }else
        return false;
    }
}

CakePHP キャッシュファイルの使用

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CakePHP でキャッシュを使用するときに便利なグローバル関数があります。

cache($path, $data, $expires, $target)
$data のデータをキャッシュします。
キャッシュする場所は
$target==”cache” なら /app/tmp/cache/ + $path
$target==”public” なら /webroot/ + $path
になります。$target を指定しなければ $target==”cache” です。
$expires はキャッシュの有効期間です。
内部で
$expires = strtotime($expires, time());
が行われるので、strtotime の Data input formats 形式に準拠したものでなければいけません。
デフォルトは $expires = ‘+1 day’ です。
clearCache($params, $type, $ext)
$paramsが文字列でキャッシュディレクトリかファイル名にマッチする場合はキャッシュから削除されます。
$params が配列の場合は配列内の文字列全てに対して上記の処理が行われます。
対象のディレクトリは $type で指定します。
$type のデフォルトは ‘views’ です。
対象ディレクトリは /app/tmp/cache/ + $type になります。
cache 関数で ‘public’ を指定した場合のクリアはこの関数ではできないようです。

結構簡単にキャッシュ処理ができそうです。

CakePHP でビューでメール本文を作成する方法

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前回の記事でメール用のビューを管理する方法を書きましたが、
今回はビューを使用してメール本文を作成する方法です。

前提として

  • メール用のレイアウト名は /app/views/layouts/email.thtml で管理
  • メール本文に使用するビューは /app/views/email/hoge.thtml

だとすると
ob_start();
$this->render(null, 'email', '/path/to/app/views/email/hoge.thtml');
$body = ob_get_clean();
という感じで、$body に本文が入ります。

ちなみにレイアウトを指定しないと default.thtml が使用されHTMLタグが入ってしまいます。

emial.thtml

ここにメールの共通ヘッダなどなど

<?php echo $content_for_layout; ?>

-----------------------------------
ここに署名などなど
-----------------------------------

としておけば、HTMLタグも入らずに署名やヘッダなども読み込めてよいかと思います。

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