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CakePHP MySQL で文字化けを防ぐ設定
4MySQL で文字化けを防ぐためには
SET NAMES utf8
のように SET NAMES を実行するのが有効なのですが、これを app/config/database.php で設定する方法です。
'encoding'=>'文字コード'
をデータベースの設定項目に追加してやるだけです。
具体的には app/config/database.php が下記のようになります。
var $default = array( 'driver' => 'mysql', 'connect' => 'mysql_connect', 'host' => 'localhost', 'login' => 'user', 'password' => 'password', 'database' => 'dbname', 'prefix' => '', 'encoding' => 'utf8' );
cake/libs/model/dbo/dbo_mysql.php で下記のように実行されています。
function connect() { (略) if (isset($config['encoding']) && !empty($config['encoding'])) { $this->setEncoding($config['encoding']); } return $this->connected; }
function setEncoding($enc) { return $this->_execute('SET NAMES ' . $enc) != false; }
CakePHP モデルの validation の拡張 同じ項目で違うメッセージを出す
1CakePHP のモデルの validation の拡張のメモの続きです。
同じフォームの項目で違うエラーメッセージを出したいときがあります。
例えばユーザ登録フォームでユーザID がフォーマットエラーなのか、既に使用されているのかなどです。
models/users.php
var $validate = array( 'loginid' => '/^[0-9a-zA-Z]{8}$/', ); function validates($data=array()) { if(empty($data)) { $data = $this->data; } parent::validates($data); // loginid のユニークチェック if ($this->findByLoginid($data["User"]["loginid"])) { $this->invalidate("loginid_unique"); } if (count($this->validationErrors)>0) { return false; } else { return true; } }
既にloginid が登録済みの場合は
$this->invalidate('loginid_unique');
としています。
invalidate に指定するのは実際に存在しないものでも大丈夫なのでそれを使用して view でエラーメッセージを分けて表示します。
views/users/regist.thtml
ID:< ?php echo $html->password('User/loginid'); ?> < ?php echo $html->tagErrorMsg("User/loginid", "IDは英数字8文字で入力してください"); ?> < ?php echo $html->tagErrorMsg("User/loginid_unique", "IDは既に使用されています。他のID を指定してください"); ?>
CakePHP モデルの validation の拡張
1CakePHP のモデルの validation の拡張のメモです。
ユーザ登録フォームなどでパスワードの再確認のバリデーションを行うときの方法です。
views/users/regist.thtml
パスワード:< ?php echo $html->password('User/password'); ?> 確認用パスワード:< ?php echo $html->password('User/password2'); ?> < ?php echo $html->tagErrorMsg('User/password2', 'パスワードが一致しません');
※users テーブルにpassword2 のカラムはなくてかまいません。
models/users.php
function validates($data=array()) { if(empty($data)) { $data = $this->data; } parent::validates($data); if ($data["User"]["password"]!==$data["User"]["password2"]) { $this->invalidate("password2"); } if (count($this->validationErrors)>0) { return false; } else { return true; } }
AppModel クラスの validation メソッドも実行する必要があるので、必ず
parent::validates($data);
を書かないといけません。
CakePHP select タグの選択していないときの状態を指定する
0Cute CakePHP Trick of the Day – GenerateList Empty Slot In List | Web Development 2.0: Web Design, CakePHP, Javascript
で select タグの選択していないときの状態の値を指定する方法が書かれていますが、この方法は間違っています。
元のエントリのコメントでも指摘されていますが、ヘルパーのメソッドの使い方が違います。コードを実際に書いて検証してみれば、動かないのがすぐに分かります。
元の紹介されている方法はそもそも PHP の文法的におかしいのでそこは適当に修正して紹介します。(変数名に $ がなかったり、generateList() を出力をどこにも保存していないかったりします。)
コントローラで下記のように generateList でリストを取得して
$state_id = $this->State->generateList();
ビューで
echo $form->input($state_id, array('empty' => '--'));
と紹介されています。
CakePHP1.1 の Formヘルパーには input メソッドがないので CakePHP 1.2 でのやり方だと思いますが、実際に Form ヘルパーの input メソッドは
function input($fieldName, $options = array())
と定義されています。上記のように書くと
で、実際にはどう書けばいいかというと
echo $form->input('Model/Field', array('empty'=>'---', 'type'=>'select', 'options'=>$state_list));
または、
echo $form->select('Model/Field', $state_list, null, null, array('empty'=>'---'));
と書けば select タグの先頭に
<option value=''>---</option>
と入ります。
CakePHP1.1 では 「CakePHP HTMLヘルパーで select タグを表示する」のエントリで書いたように結構面倒だったので新しい Form ヘルパーは使いやすいですね。
CakePHP Pagination まとめ
2CakePHP の Pagination に関してまとめてみました。
コントローラでコンポーネント、ヘルパーに Pagination を指定
// 使用コンポーネント名 var $components = array('Pagination'); // 使用ヘルパー名 var $helpers = array('Pagination');
コントローラの一覧表示するアクションでの一覧表示取得方法
$this->Pagination->modelClass = 'Model'; // 使用するモデル $this->Pagination->sortBy = 'created'; // デフォルトのソートするフィールド名 $this->Pagination->direction = 'DESC'; // デフォルトの昇順、降順を指定 $this->Pagination->show = 10; // 1ページに表示する件数 $conditions = array(); // 検索条件 list($order,$limit,$page) = $this->Pagination->init($conditions); $lists = $this->Model->findAll($conditions, $fields, $order, $limit, $page, $recursive);
ビューでのヘルパー使用準備
ビューで Pagination ヘルパーを使用できるようにする
< ?php $pagination->setPaging($paging); ?>
ビューでの総件数と表示している件数の表示
< ?php echo $pagination->result('検索結果:', '/', '?'); ?>件
上記のように指定すると「検索結果:1?10/5253件」と表示されます。
ソートするフィールドを変更するリンクを表示する
< ?php echo $pagination->sortBy('field_name', 'フィールド名', 'ModelName'); ?>
field_name にソートするフィールド名、
フィールド名にリンクに表示する名前、
ModelName にはフィールド名が属するモデル名
を指定します。
モデル名は $this->Pagination->modelClass と同じ場合には省略可能です。
また、sortBy メソッドは
veiws/heplers/pagination.php
function sortBy ($value, $title=NULL, $Model=NULL,$escapeTitle=true,$upText=' ^',$downText=' v')
のように定義されています。見て分かるとおり第5、6引数を指定することにより、ソートしたときのリンクのフィールド名につく「^」「v」の文字を変更することができます。
select タグによってソートを指定したいときは sortBySelect メソッドがあります。
function sortBySelect($sortFields, $t='Sort By: ',$upText=' ^',$downText=' v')
CakePHP findAll で INNER JOIN する方法
1開発中の CakePHP の案件でどうしても INNER JOIN する必要があり、かといって SQL を直接書くのは他のコンポーネントとの兼ね合いでできるだけ避けたい(というより無理)な状況だったので、絶対何か方法があるだろうと思いソースを調べたのでメモしておきます。
/cake/libs/model/model_php5.php の findAll メソッドに
$queryData = array('conditions' => $conditions, 'fields' => $fields, 'joins' => array(), 'limit' => $limit, 'offset' => $offset, 'order' => $order );
というのがあり、’joins’ に 空の配列を入れている。
この ‘joins’ の使い方を調べたら、
array( "type" => "INNER", "alias" => "", "table" => INNER JOIN するテーブル, "conditions" => INNER JOIN の ONに指定する条件, );
という配列を入れると INNER JOIN してくれるようです。
ただ、findAll の中で joins に空配列を入れているので、findAll を実行するときのパラメータに joins を指定しても無視されてしまう。
そこで、モデルの beforeFind メソッドを使用することにした。このメソッドは findAll の実行する前に呼ばれるメソッドです。
findAll を実行するモデルに次の beforeFind を定義
function beforeFind(&$queryData) { $queryData["joins"][] = array( "type" => "INNER", "alias" => "", "table" => "`model_name`", "conditions" => array("model_name.field=model_name2.field2"), ); return true; }
これで実行された SQL を確認すれば INNER JOIN されれいます。
シェルから CLI版 PHP を実行した場合の返り値
0シェルから PHP を実行してその結果を元にシェルで処理をしたいので、PHP からシェルに値を戻す方法を調べた。
exit で引数を指定できるのを知らなかったのでメモ。
●参考PHPマニュアル
PHP: exit – Manual
正常終了の場合
exit(0);
異常終了の場合
exit(1);
とすれば
/usr/bin/php hoge.php if [ $? -ne "0" ]; then 異常終了時の処理 else 正常終了時の処理 fi
と “$?” で php からの返り値をチェックしてその後の処理の分岐に使用できます。
OpenPNEでのSmarty の覚書
1「OpenPNE PHP で作成したプログラムを組み込む」で書いたように、
/openpne/webapp_ext/modules/pc/page/hoge_foo.php に
class pc_page_hoge_foo extends OpenPNE_Action { function execute($requests) { // ここに処理を書く } }
のようにすると ?m=pc&a=page_hoge_foo でアクセスできるようになります。
このときにどうやって Smarty に値を渡すのか少し戸惑ったのでメモしておきます。
Smarty タグ
通常は 「{」「}」 ですが、OpenPNE では 「({」「})」 です。
assign
$smarty->assign("var", $var);
のようにして Smarty に値を渡したいときは execute メソッド内で
$this->view->set("var", $var);
とすればOK。
display
$smarty->display("hoge_foo.tpl");
は自動的にやってくれます。
default_modifiers (escape)
また、OpenPNE の smarty オブジェクトはオブジェクト生成時に
$smarty->default_modifiers に escpae 修飾子が設定されているので、
テンプレート変数に HTML タグが設定されていて HTMLタグを出力したい場合は
({$var|smarty:nodefaults})
とすれば、escape 処理されずに出力されます。
私は HTML_QuickForm をよく使うので、form タグ関係を出したいことがありますので、その場合に使用しています。
OpenPNE PHP で作成したプログラムを組み込む
1OpenPNE PHP で作成したプログラムを組み込むときのメモです。
基本的に、/openpne/webapp_ext/ 以下に追加するファイルを置きます。
URLのパターン
OpenPNE の URL は下記のようになります。
- ?m=pc&a=page_hoge_foo
- ?m=pc&a=do_hoge_foo
携帯だと m=ktai とかになりますが、今回はPC のみ考えます。
page_hoge_foo のパターンはページを表示する
do_hoge_foo のパターンはモデルに対して処理を行う
page_hoge_foo でモデルに対して処理を行うこともできるが
MVC の意味がないかも。
?m=pc&a=do_hoge_foo のURL を追加する
/openpne/webapp_ext/modules/pc/do 以下に
hoge_foo.php を作成
hoge_foo.php
class pc_do_hoge_foo extends OpenPNE_Action { function execute($requests) { // ここに処理を書く } }
/openpne/webapp_ext/modules/pc/validate/do 以下に
hoge_foo.ini を作成
例えば ?m=pc&a=do_hoge_foo&id=10&no=20 のように id, no を GET で渡したい場合は
[id] type = "int" required = 1 [no] type = "int" required = 1
のように定義する。
こうしておくと do/hoge_foo.php 内で
$id = $requests["id"];
のようにバリデーションを通して値を取得できる。
?m=pc&a=page_hoge_foo のURL を追加する
/openpne/webapp_ext/modules/pc/page 以下に
hoge_foo.php を作成
hoge_foo.php
class pc_page_hoge_foo extends OpenPNE_Action { function execute($requests) { // ここに処理を書く } }
/openpne/webapp_ext/modules/pc/validate/page 以下に
hoge_foo.ini を作成
中身は do_hoge_foo の場合と同じ。
その他
/openpne/webapp_ext/lib
クラスファイルなどを置きました
自分で作成クラスをインクルードしたいときは /openpne/webapp_ext/lib
からインクルードします。
PHP で多次元配列のソートを SQL の ORDER BY のように複数項目でソートする
1PHP で多次元配列の項目を複数使用して SQL の ORDER BY のようにソートする方法です。
$answer = array( "category1" => array( "ans1" => 1, "ans2" => 1, "ans3" => 1 ), "category2" => array( "ans1" => 1, "ans2" => 2, "ans3" => 0 ), "category3" => array( "ans1" => 0, "ans2" => 2, "ans3" => 1, ), );
というような配列を下記条件でソートします。
- ans1 の多い順
- ans1 が同じ場合は ans2 の多い順
- ans2 が同じ場合は ans3 の多い順
PHP の uasort 関数を使用します。
この関数はユーザーが比較関数を定義でき、その関数を使用して連想インデックスを保持したまま配列をソートします。
uasort($answer, "compare"); function compare($a, $b) { foreach ($a as $k=>$v) { if ($a[$k] > $b[$k]) { return -1; } else if ($a[$k] < $b[$k]) { return 1; } } }
上記の関数を使用してソートした結果 $answer は下記のようになりました。
$answer = array( "category2" => array( "ans1" => 1, "ans2" => 2, "ans3" => 0 ), "category1" => array( "ans1" => 1, "ans2" => 1, "ans3" => 1 ), "category3" => array( "ans1" => 0, "ans2" => 2, "ans3" => 1, ), );