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CakePHP PDT の補完機能をビューのヘルパーで使用する方法
1CakePHP のコーディングに PDT を使用しているのですが、ビューで補完機能を使用できるようにする方法が紹介されていました。
Eclipse PDTでCakePHP開発、まず設定すべきこと – Writing Some Code
ビューの拡張子(.ctp, .thtml) を PHP のコンテンツとして登録して、さらにビューで使用するヘルパーの各クラスのインスタンスを作るファイルをプロジェクトに作成し(場所はどこでもいいようです)PDT に教えてあげるような感じですね。
また、コントローラで使用するモデルやコンポーネントにも補完機能を使用できるようにする方法も紹介されています。
class AppController extends Controller { /** * @var Model */ var Model; /** * @var SessionComponent */ var $Session;
下記サイトも参考になりました。
Code completion in views with Eclipse PDT – cakebaker
Eclipse code completion in Views – Cake PHP | Google グループ
Eclipse でコマンドラインを簡単に開くプラグイン
0bakeするのに地味に便利なEclipseプラグイン – Writing Some Code
CakePHP で開発を行うときに最近 PDT を使用しています。CakePHP のbake をするときなどコマンドラインから行いますが、Eclipse のエクスプローラからディレクトリを指定して直接コマンドラインを開いてくれるプラグインが Writing Some Code さんで紹介されていました。
コマンドライン以外でもエクスプローラでも開けるので結構便利です。Eclipse のエクスプローラから開きたいフォルダを右クリックして「フォルダを開く」の中にあるメニューを選択するだけでエクスプローラやコマンドラインを開けます。
CakePHP jQuery を使用した Ajax ファイルアップロード
6下記ページを参考にさせていただきました。
“jQueryを使ったAjaxファイルアップロード” フォーラム – CakePHP Users in Japan
David Golding Design Blog -
上記ページでは jQuery を使用してテキストファイルをアップロードしてテキストの内容を表示するというものですが、画像をアップロードしてアップロードした画像をフォームの下に Ajax を利用して表示するというのをやってみました。
jQuery 使用準備
jquery.js と jquery.form.js を app/webroot/js/ 以下に配置します。
アップロードするビューで上記 JavaScript ファイルを読み込むため下記コードをビューに追加します。
<?php echo $javascript->link(array('jquery.js','jquery.form.js')); ?>
ビューにアップロードするフォームを作成する
今回は users コントローラの form アクションでフォームを表示します。Ajax の処理を行うのは users コントローラの upload アクションです。
views/users/form.ctp
<h1>upload test</h1> <?php echo $form->create('User',array('name'=>'uploadForm','id'=>'uploadForm','type'=>'file'));?> <?php echo $form->input('upload_file',array('label'=>'Upload Text File ','type'=>'file'));?> <?php echo $form->button('アップロード',array('onClick'=>'$('#uploadForm').ajaxSubmit({target: '#uploadFile',url: '/users/upload'}); return false;'));?> </form> <div id="uploadFile"></div>
コントローラの処理
views/users/form.ctp から「アップロード」ボタンを押すと users/upload アクションの $this->data にアップロードファイルの情報が入ってきます。ここでは mime タイプによって JPEG ファイルのみをアップロードできるようにしています。アップロード後に views/users/upload.ctp を出力します。
function upload() { if (!$this->data['User']['upload_file']) { $this->set('error','アップロードするファイルを選択してください'); $this->render('upload','ajax'); } else { if ($this->data['User']['upload_file']['type'] != 'image/jpeg') { $this->set('error','アップロードできる画像は JPEG のみです'); $this->render('upload','ajax'); } else { $filename = '/files/'.intval(rand()).'.jpg'; rename($this->data['User']['upload_file']['tmp_name'], WWW_ROOT.$filename); $this->set('filename', $filename); $this->render('upload','ajax'); } } }
Ajax が返すビューを作成する
/users/upload で処理した結果を返すビューを作成します。今回は veiws/users/upload.ctp として作成しました。ここで img タグによりアップロードしたファイルを表示しています。
<?php if (!empty($error)): ?> <p><?php echo $error;?></p> <?php else: ?> <p>Upload successful</p> <?php echo $html->image($filename); ?> <?php endif; ?>
以上で jQuery を使用して Ajax で画像のアップロードができます。
1月に読んだ本
1オススメは「本は10冊同時に読め!」。ここまで言い切れるのはすごいなと思いました。あと「人を動かす」はやはり定期的に読み返したい感じです。
CakePHP 好きには「Fast CakePHP」もオススメです。解説が分かりやすいです。
ドラマ化が決定したという「夢をかなえるゾウ」も面白いです。課題まだ全部やってません。。。
本は10冊同時に読め!―生き方に差がつく「超並列」読書術 本を読まない人はサルである! (知的生きかた文庫 な 36-1)
ウェブを変える10の破壊的トレンド
人を動かす 新装版
Fast CakePHP (LLフレームワークBOOKS # 4)
夢をかなえるゾウ
Keitai Hacks[ケータイハック] ケータイをビジネスに活かす89の方法
ケータイ「メモ撮り」発想法 (光文社新書)
「朝30分」を続けなさい!人生勝利へのスピード倍増!朝勉強のススメ
リクルートのDNA―起業家精神とは何か (角川oneテーマ21 A 61)
自転車で痩せた人 (生活人新書)
快読100万語!ペーパーバックへの道 (ちくま学芸文庫)
CakePHP メール送信許可フラグによってメールを一斉送信するメールビヘイビア
2Acts As Emailable | The Bakery, Everything CakePHP : Articles
メール送信許可フラグによってメールを一斉送信することができるメールビヘイビアが上記エントリで紹介されています。
ビヘイビアというのは今まで使ったことがなかったのですが、モデルに共通の振る舞いをさせるようなときに使う感じでしょうか。このメールビヘイビアはモデルにメールの一斉送信機能を付加します。
テーブル
CREATE TABLE `users` ( `id` int(11) NOT NULL auto_increment, `username` varchar(255) NOT NULL default '', `emailable` tinyint(4) NOT NULL default '1', `email` text NOT NULL, PRIMARY KEY (`id`) )
emailable カラムは 0 or 1 の値で、1の場合はメール送信許可です。
email カラムはメールアドレスが入ります。
モデル
app/models/user.php
< ?php class User extends AppModel { var $actsAs = array('emailable'); } ?>
モデルでメールビヘイビアを使うことを定義します。
ビヘイビア
Acts As Emailable | The Bakery, Everything CakePHP : Articles にメールビヘイビアのコードがあります。
これを app/models/behaviors/emailable.php として保存します。
ただし1点修正が必要でした。
322行目の
App::import('Component', 'EmailComponent');
を
App::import('Component', 'Email');
として保存してください。
Email コンポーネントが修正前のコードでは読み込めずにエラーになります。
メールテンプレート
< ?php echo "テストメッセージです。名前は".$username."です"; ?>
保存先ですが、どこがいいのか悩みましたが今回は app/views/emails/test_template.php としました。
テンプレート内の変数はモデルのカラム名が使用できます。
メール送信
$email_options = array('from' => 'hoge@example.com', 'subject' => 'テストです'); $template = "views/emails/test_template.php"; $this->User->send_campaign_to_emailable($template, $email_options);
これでメール送信許可している(users.emailable=1)のユーザにメールが送信されます。
そのほかに以下のようなメソッドがあります。
send_campaign_to_all($template, $email_options)
登録されているユーザ全てにメールを送信します。
send_campaign_to_non_emailable($template, $email_options)
登録されているユーザでメール送信許可していないユーザにメールを送信します。
add_emailable($id)
ID で指定したユーザの emailable=1 にします。
remove_emailable($id)
ID で指定したユーザの emailable=0 にします。
デフォルトは mail 関数でメール送信しますが、SMTP を指定して送信することもできます。
まとめ
このメールビヘイビアを今回試すことによってビヘイビアの使い方、便利さが少し理解できました。まだビヘイビアを試されていない方は一度試して見てはいかがでしょうか?
CakePHP HTML ヘルパーで出力されるタグを変更する方法
2ヘルパーで出力されるタグを変更する方法です。
やりたいこと
ビューで
< ?php echo $html->link('Love CakePHP', 'http://www.cakephp.org'); ?>
と書くと
<div class="link"><a href="http://www.cakephp.org" >Love CakePHP</a></div>
と div タグで囲んで表示するようにしたい。
概要
app/config 内に変更したいタグを定義してヘルパーの親クラス(AppHelper) で定義したタグを読み込むという方法です。
CakePHP1.1 と 1.2 で少し方法が違います。
CakePHP1.1
app/config に tags.ini.php というファイルを作成しここにタグを定義すると自動的に反映されます。
app/config/tags.ini.php
link = <div class="link"><a href="%s" %s>%s</a></div>
CakePHP1.2
app/config/tags.php
< ?php $tags = array( 'link' => '<div class="link"><a href="%s" %s>%s</a></div>' ); ?>
app/app_helper.php
< ?php class AppHelper extends Helper { function __construct() { parent::__construct(); $this->loadConfig(); } } ?>
CakePHP 1.2 の AppHelper::loadConfig は以下のようになっていてデフォルトでは app/config/tags.php を読み込み $this->tags にマージします。
function loadConfig($name = 'tags') { if (file_exists(APP . 'config' . DS . $name .'.php')) { require(APP . 'config' . DS . $name .'.php'); if (isset($tags)) { $this->tags = array_merge($this->tags, $tags); } } return $this->tags; }
AppHelper のコンストラクタで
$this->loadConfig("hoge.php");
とすれば hoge.php のように任意のファイルを読み込んでマージすることができます。
HTML ヘルパーが使用するタグは cake/libs/view/helpers/html.php で $tags として定義されています。
この中のフォーム関連のタグは Form ヘルパーでも使用していますので、上記の方法で Formヘルパーで使用するタグも変更できます。
CakePHP コントローラに処理を書かずにモデルにメソッドを追加しよう!
2CakePHP だけではなくフレームワーク全般に当てはまることだと思います。
Fat models and how they change how you use the Model class – cakebaker
私もフレームワークを使い始めた当初はそうだったのですが、モデルに最初からあるメソッドだけを使用してコントローラでなんでもかんでもやってしまっていました。
そうではなく、もっとモデルにオリジナルのメソッドを追加して、コントローラではそれを使用した方がコントローラもすっきりして後から見たときにも何をしているか分かりやすいと思います。
例えばブログの最新エントリ10を find する場合コントローラに
$this->Post->findAll(array('Post.is_published' => true), null, array('Post.published DESC'), 10);
と書くよりも
Postモデル
function findMostRecent($limit = 10) { return $this->findAll(array('Post.is_published' => true), null, array('Post.published DESC'), $limit); }
コントローラ
$this->Post->findMostRecent();
と書いた方がコメントなどなくても何をしているのかが分かりやすくなります。
CakePHP 1.2 の deleteAll
1CakePHP 1.2 の saveAll その1
CakePHP 1.2 の saveAll その2
のエントリーを書いているときに deleteAll というメソッドがあり気になったので調べてみました。
CakePHP 1.1 で開発時に delete するときに ID を指定するしか方法がなく、ある条件でまとめて削除したいときなどは findAll してからループで delete していました。このときも条件を指定して削除する方法がないかとソースを調べたのですがありませんでした。
使い方は非常に簡単です。findAll のように条件を指定して deleteAll を実行するだけです。
$conditions = array('User.name'=>'suzuki'); if ($this->User->deleteAll($conditions)) { $this->Session->setFlash('削除しました'); } else { $this->Session->setFlash('削除に失敗しました'); }
実行される SQL は以下のような感じです。
SELECT `User`.`id` FROM `users` AS `User` WHERE `User`.`name` = 'suzuki' DELETE `User` FROM `users` AS `User` WHERE `User`.`id` IN (8, 10)
SELECT で条件に合う ID を抽出して WHERE IN で DELETE しています。
ただし CakePHP1.2 の削除ですが、MySQL 4.0 では SQL の DELETE 文でエラーになってしまいます。
MySQL 5.0 ではエラーにならずに削除できました。エラーになる原因は “DELETE” の後ろにテーブルのエイリアス名があるためです。
これは “cakephp1.2でのPostgreSQLエラー。” フォーラム – CakePHP Users in Japan でもあるように既に修正されているようですが、昨日 CakePHP のサイトからダウンロードした CakePHP 1.2.0.6311 beta ではまだ修正されていないようです。
CakePHP 1.2 の saveAll その2
3CakePHP 1.2 の saveAll その1 では同一モデルへの複数レコードを saveAll で保存しました。今回はアソシエーションのモデルのデータを saveAll で保存する方法です。
アソシエーションのモデルのデータを保存
モデル
user.php
< ?php class User extends AppModel { var $name = 'User'; var $hasMany = array('Comment'); } ?>
comment.php
< ?php class Comment extends AppModel { var $name = 'Comment'; var $belongsTo = array('User'); } ?>
コントローラ
users_controller.php
function add() { if (!empty($this->data)) { $this->cleanUpFields(); $this->User->create(); if ($this->User->saveAll($this->data)===false) { $this->Session->setFlash('保存に失敗しました); } else { $this->Session->setFlash('保存しました'); } $this->redirect(array('action'=>'index'), null, true); } }
ビュー
users/add.ctp
< ?php echo $form->create('User');?> < ?php echo $form->input('User.name');?> < ?php echo $form->input('Comment.body'); ?> < ?php echo $form->end('Submit');?>
CakePHP 1.2 の saveAll その1 の同一モデルへの複数レコードの保存よりも使い道は多いのではないかと思います。
追記
このエントリーは CakePHP 1.2.0.6311 beta で検証しています。
CakePHP 携帯専用サイトを作成する
6CakePHP で携帯用のページを作成する際に CakePHP 携帯用ビューを表示する | Shin x blog のページが大変参考になります。
しかし、/m/ のような URL ではなく携帯専用サイトにしたかったので下記のような方法で実装しました。なお、PC でアクセスしたときには /pc.html という静的なページを表示するようにしてあります。
また、PC、携帯の振り分けはユーザエージェントで行っています。
携帯用コンポーネント
app/controller/component/mobile.php を作成し、PEAR の Net_UserAgent_Mobile を使用しています。このコンポーネントでユーザエージェントを判定して PC だったら pc.html へリダイレクトします。
PEAR の Net_UserAgent_Mobile はサーバにインストールしてもいいのですが、今回は app/vendors/ ディレクトリに入れました。また、app/vendors/ に include_path を通すために、CakePHPガイドブック を参考に include_path_vendors.php を作成しました。
app/controller/component/mobile.php
vendor("include_path_vendors"); vendor("Net/UserAgent/Mobile"); class MobileComponent extends Object { function startup(&$controller) { $this->controller = $controller; $mobile = &Net_UserAgent_Mobile::factory(); if ($mobile->isNonMobile()) { $this->controller->redirect("/pc.html"); } } }
今回は簡単に PC か携帯でアクセス振り分けているだけですが、画面の大きさやキャリアなどによって色々な処理の振り分けが考えられます。
携帯用ヘルパー
app/views/helper/mobile.php を作成して HTML 出力時に文字コードを Shift-JIS へ変換します。ヘルパーの afterRender メソッドを使用しています。
class MobileHelper extends Helper { function afterRender() { $out = ob_get_clean(); $out = mb_convert_kana($out, "rak", "UTF-8"); $out = mb_convert_encoding($out, "SJIS", "UTF-8"); ob_start(); echo $out; } }
コントローラで携帯用コンポーネント、ヘルパーを使用する
app/app_controller.php で携帯用コンポーネントと携帯用ヘルパーを使用します。
var $components = array('Mobile'); var $helpers = array('Mobile');
app_controller.php で設定しておけば全てのコントローラで共通に読み込むので各コントローラにその都度書く必要がなくなります。DB の管理画面など PC 用のコントローラが必要な場合は各コントローラに書いた方がいいでしょう。今回は完全に携帯用にしています。PC 用の管理画面もあるのですが、サブドメインを変えて app ディレクトリも違うものを使用しています。
また、各コントローラ内で設定するタイトルの文字コードを変換しないといけないので、app_controller.php の beforeRenderメソッドでタイトルの文字コードを変換します。
function beforeRender() { $this->pageTitle = mb_convert_encoding($this->pageTitle, "SJIS", "UTF-8"); parent::beforeRender(); }
以上で携帯専用のサイトが CakePHP で作成できました。
コントローラの afterFilter で文字コードを変換する方法
コントローラの afterFilter で文字コードを変換することもできます。
app/controller.php
function afterFilter() { parent::afterFilter(); $out = ob_get_clean(); $out = mb_convert_kana($out, "rak", "UTF-8"); $out = mb_convert_encoding($out, "SJIS", "UTF-8"); ob_start(); echo $out; }
この場合は、beforeRender でのタイトルの文字コード変換の処理が必要ないのと、携帯用ヘルパーは必要ありません。
PC 用のコントローラも作りたいときは携帯用コンポーネント、携帯用ヘルパーを使用する方法がよいかと思います。