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CakePHP1.2 Security コンポーネントを使用して SSL でのみアクセスを許可する
0開発案件でアクション毎に SSL でのアクセスを必須にしたかったので調べていたところ下記の情報がありました。
SSL経由でのアクセスを必須にする[CakePHP] YARETOKO「ヤレトコ」メインブログ
早速 cake/cake/libs/controller/components/security.php のソースを確認して検証してみました。
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jQuery でクッキーを扱う方法
1jQuery でクッキーを扱うのを下記サイトを参考にやってみました。
javascriptライブラリjQueryでcookieを超簡単に扱う方法 : 4GALAXYのメモ
Klaus Hartl – Stilbüro : Cookie Plugin for jQuery
jquery.cookie.js の準備
jquery.cookie.js をダウンロードして HTML で使えるようにします。
<script type="text/javascript" src="jquery.cookie.js"></script>
CakePHP 1.2 の deleteAll
1CakePHP 1.2 の saveAll その1
CakePHP 1.2 の saveAll その2
のエントリーを書いているときに deleteAll というメソッドがあり気になったので調べてみました。
CakePHP 1.1 で開発時に delete するときに ID を指定するしか方法がなく、ある条件でまとめて削除したいときなどは findAll してからループで delete していました。このときも条件を指定して削除する方法がないかとソースを調べたのですがありませんでした。
使い方は非常に簡単です。findAll のように条件を指定して deleteAll を実行するだけです。
$conditions = array('User.name'=>'suzuki'); if ($this->User->deleteAll($conditions)) { $this->Session->setFlash('削除しました'); } else { $this->Session->setFlash('削除に失敗しました'); }
実行される SQL は以下のような感じです。
SELECT `User`.`id` FROM `users` AS `User` WHERE `User`.`name` = 'suzuki' DELETE `User` FROM `users` AS `User` WHERE `User`.`id` IN (8, 10)
SELECT で条件に合う ID を抽出して WHERE IN で DELETE しています。
ただし CakePHP1.2 の削除ですが、MySQL 4.0 では SQL の DELETE 文でエラーになってしまいます。
MySQL 5.0 ではエラーにならずに削除できました。エラーになる原因は “DELETE” の後ろにテーブルのエイリアス名があるためです。
これは “cakephp1.2でのPostgreSQLエラー。” フォーラム – CakePHP Users in Japan でもあるように既に修正されているようですが、昨日 CakePHP のサイトからダウンロードした CakePHP 1.2.0.6311 beta ではまだ修正されていないようです。
CakePHP Security コンポーネントのまとめ
1CakePHP の Security コンポーネント の動作を調べたのでまとめておきます。
この Security コンポーネントをうまく使用すればクロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF) を防ぐことができるでしょう。
トークンの使用
フォームにワンタイムトークンを実装する方法です。
コントローラの beforeFilter メソッドでトークンをチェックするアクションを指定
function beforeFilter() { $this->Security->requireAuth('login'); }
ビューのフォーム内にトークンを設定
<?php echo $html->formTag(); ?>
トークンが hidden 属性で生成される
トークンが一致しない場合
requireAuth で指定したアクションに POST でアクセスがあるとセションに保存したトークンとフォームから送られてきたトークンが一致するかチェックします。またそのほかにトークンの有効期間もチェックします。有効期間は CAKE_SECURITY の設定により違います。
CAKE_SECURITY | 有効期間 |
---|---|
high | 10分 |
medium | 100分 |
low | 300分 |
トークンが一致しないと SecurityComponent の blackHole メソッドが実行されます。このメソッドでは
header('HTTP/1.0 404 Not Found');
を出力して exit します。(画面は空白)
任意の処理を実行したい場合は blackHoleCallback でコールバック関数を指定します。
設定できるのは同じコントローラ内のアクションのみになります。
function beforeFilter() { $this->Security->blackHoleCallback = "securityError"; $this->Security->requireAuth('login'); } function securityError() { die("security error!"); }
トークンチェックをするアクションを複数指定するときはカンマでつなげる
$this->requireAuth('login', 'delete');
特定のコントローラからのポストのみ許可する
$this->Security->allowedControllers = array("users");
これを指定するとたとえトークンが一致しても許可のないコントローラからのポストの場合は blackHole メソッドを実行します。
特定のアクションからのポストのみ許可する
$this->Security->allowedActions = array("action");
これを指定するとトークンが一致しても許可のないアクションからのポストの場合は blackHole メソッドを実行します。
ポストのみ受け付けるようにする
$this->requirePost('login');
これはトークンとは違い、POST のみ許可して GET でのアクセスを不可にします。
/users/login/ のような URL でのアクセスも GET なので不可になります。
POST の処理だけを実行したいようなアクションに使用します。
CakePHP 環境によってデータベースを切り替える
2テストデータを入れるなどテストと環境でデータベースを切り替えたいときがあります。
CakePHP でそれをやる方法です。
モデルの $useDbConfig に app/config/database.php で定義されている $default がデフォルトで使用されます。
database.php に $test など使用したいデータベースの分だけ定義を増やし、
それをモデルで
$this->useDbConfig = 'test';
のように指定すればいいだけです。
app/app_model.php のコンストラクタで設定するのが一番簡単かもしれません。
CakePHP 環境に応じてDBの設定を変える | Shin x blog
で色々な方法が紹介されています。
“CakePHPで超簡単スケーラビリティ” フォーラム – CakePHP Users in Japan
また、この $useDbConfig を使用して
「マスターとスレーブのMYSQLサーバがあります。レプリケーション機能で、マスターからスレーブにデータが常にコピーされています。データの更新・追加はマスターに対して行い、データの検索はスレーブで、という場合にはどうすればよいでしょうか?」
というような場合のすごく簡単な方法が紹介されています。
モデルの beforeSave,afterSave,beforeDelete,afterDelete を使用してマスターとスレーブを切り替えています。