WordPress を高速化する5つの方法です。

  1. テーマの効率化
  2. PHP の高速化
  3. ページキャッシュプラグインの使用
  4. MySQL クエリキャッシュ
  5. MySQL テーブル最適化

テーマの効率化

テーマの効率化というより、出力する HTML や CSS, JavaScript の最適化です。これに役立つ FireFox のプラグインが YSlow です。バックエンド(サーバなど)の最適化よりもフロントエンド(HTML, CSS, JavaScript)の最適化の方が効率的に向上させられるので、真っ先に取り組んでみるべき。

使い方などは下記のページが詳しいです。
【ハウツー】YSlowでWebページを高速化 – リッチさと速さを同時に実現するUIを! (1) YSlowでWebページパフォーマンス計測 | エンタープライズ | マイコミジャーナル

PHP の高速化

PHP アクセラレータという PHP の処理を高速化するモジュールがあります。PHP はアクセスのたびに中間コードにコンパイルされるのですが、それをキャッシュしてコンパイルにかかる時間を省略して速度を上げるものです。

PHP のアクセラレータには APC, eAccelerator, XCache などがあります。

WordPress.com では APC を使用しているそうです。パフォーマンスが約5割向上したそうです。インストールできる環境の方は考えてみる価値はあります。

参考URL
APC(Alternative PHP Cache)再び – Do You PHP?

ページキャッシュプラグイン

WordPress はページを表示するときに PHP が実行されてページを生成しています。このページ毎にキャッシュを作成して表示の処理を短縮するプラグインです。有名なところではWP-Cache などがあります。

インストールは通常のプラグインと同じ要領です。プラグインを有効化してどのページでもいいのでアクセスすると wp-content/cache/ 以下にキャッシュファイルが出来るのが確認できると思います。

注意点はテーマなどを修正してもキャッシュが有効だと反映されません。その場合は wp-content/cache 以下のファイルを削除すればすぐに反映されます。

MySQL クエリキャッシュ

MySQL にもキャッシュがあります。クエリキャッシュを設定しておけば SELECT 文などの結果をキャッシュしてレスポンスをあげることができます。ブログなどは投稿以外はほとんどのリクエストが SELECT なので有効かと思います。

参考URL
クエリ結果のキャッシュ|MySQL|プログラムメモ

MySQL テーブルの最適化

MySQLのMyISAM 型テーブルは、レコードの追加や削除を繰り返しているとどんどん効率が悪くなっていくので、定期的に最適化を行った方がよい。最適化は optimize table という SQL で実行する。

 OPTIMIZE TABLE `wp_comments` , `wp_links` , `wp_options` , `wp_postmeta` , `wp_posts` , `wp_terms` , `wp_term_relationships` , `wp_term_taxonomy` , `wp_usermeta` , `wp_users`

phpMyAdmin を使用していれば phpMyAdmin からテーブルを最適化を行うこともできる。

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