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CakePHP コントローラのメソッドをURLから実行させない

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コントローラにアクション以外のメソッドを書かないのが一番いいのかもしれません。
ただ、どうしても書きたいという場合にはメソッド名にアンダーバー “_” を付けるとURLからアクセスできなくなります。

試しに posts_controller.php_foo というメソッド名を作り /posts/_foo/ にアクセスしてみると
Private Method in PostsController
You are seeing this error because the private class method _foo should not be accessed directly.

とプライベートメソッドなのでアクセスできませんよというエラーメッセージが出力されました。

しかしこのメッセージってあまりよくないのではと思い、試しに DEBUG=0 とデバッグモードを本番環境用にしたところ、

Not found
The requested address posts/_foo/ was not found on this server.

となりました。やはり考えてますよねそれくらい。

ちなみにエラーメッセージは
/cake/libs/view/templates/errors/
にエラーの種類によって15のテンプレートが用意されています。
自分で Not found などのエラーを修正したい場合は
/cake/libs/view/templates/errors/error404.thtml

/app/views/errors/error404.thtml
にコピーして修正すればそちらのテンプレートが使用されます。

CakePHP の日本語マニュアルに書かれている

メンバ関数を protected にして見えるようにするには、コントローラアクション名を ‘-’ ではじめてください。(訳注:将来の仕様???)
メンバ関数を private にするためには、コントローラアクション名を ‘–’ ではじめてください。(訳注:将来の仕様???)

というのはこれのことなのかな?
ただ、”_” ではなく “-” になっている。(英語のマニュアルも同様に “-” でした。)

CakePHP 日本語マニュアル
C.4. コントローラ(Controllers)

CakePHP マニュアル(英語)
CakePHP Manual

CakePHP コントローラのflash メソッド

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データを更新した後などに「更新しました」などのメッセージを簡単に出せるのがコントローラのflash メソッド。
コントローラで、
$this->flash('更新しました', '/users');
などとすることにより、メッセージを簡単に出せる。
2つ目の引数は飛び先URL を指定できる。

ちなみにこの flash メソッドは下記のようになっています。
/cake/libs/controller/controller.php

function flash($message, $url, $pause = 1) {
    $this->autoRender = false;
    $this->autoLayout = false;
    $this->set('url', $this->base . $url);
    $this->set('message', $message);
    $this->set('pause', $pause);
    $this->set('page_title', $message);

    if (file_exists(VIEWS . 'layouts' . DS . 'flash.thtml')) {
        $flash = VIEWS . 'layouts' . DS . 'flash.thtml';
    } elseif ($flash = fileExistsInPath(LIBS . 'view' . DS . 'templates' . DS . "layouts" . DS . 'flash.thtml')) {
    }
    $this->render(null, false, $flash);
}

上のソースを見ると分かるように、この flash メソッドのレイアウトは
$layout = "hoge";
とか指定しても指定したレイアウトでは表示されません。

flash メソッドでは flash.thtml というレイアウトを使用することしかできません。
/app/views/layouts/flash.thtml
を探してなければ、
/cake/libs/view/templates/layouts/flash.thtml
のデフォルトのレイアウトを使用します。

また、デフォルトの flash.thtml は

<html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml">
<head>
<title><?php echo $page_title?></title>
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=UTF-8" />
<?php if(Configure::read() == 0) { ?>
<meta http-equiv="Refresh" content="<?php echo $pause?>;url=<?php echo $url?>"/>
<?php } ?>
<style><!--
P { text-align:center; font:bold 1.1em sans-serif }
A { color:#444; text-decoration:none }
A:HOVER { text-decoration: underline; color:#44E }
--></style>
</head>
<body>
<p><a href="<?php echo $url?>"><?php echo $message?></a></p>
</body>
</html>

のようになっていて、
DEBUG モードで DEBUG = 0 を指定していると meta タグを利用して勝手に画面遷移します。DEBUG モードが 0 以外の場合はメッセージをクリックすると指定したURLに画面遷移します。

非常にシンプルなレイアウトですので、使用するときは、
/app/views/layouts/flash.thtml
にコピーしてカスタマイズした方がよいでしょう。

CakePHP デバッグモード

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デバッグモードのメモ

/app/config/core.php の52行目に
define('DEBUG', 0);と定義されているのがデバッグモード

この値を変更することにより、本番環境、開発環境と切り替えることができる。

DEBUG の値は
0: プロダクションモード。エラーは出力されず、デバッグメッセージも表示されません。
1: 開発モード。 Warnings とエラー、デバッグメッセージを表示します。
2: 開発モード。実行されたSQL 文が表示されます。
3: 開発モード。2に加えて、現在のオブジェクト(通常はコントローラ)のフルダンプも表示されます。

DEBUG=1 で開発を行い、データ取得などの挙動が考えているのと違うときに、
DEBUG=2 にするという感じでやっています。
あまり、 DEBUG=3 を使用していないなあ。コントローラのダンプなので量が多すぎてかえって見づらいので、
debug($hoge);などで必要なときに個別にダンプを出してしまいます。

もちろん本番環境では DEBUG=0 です。

CakePHP グローバル関数

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PHP のネイティブ関数の短縮表記には下記のようなものがあります。

a() => array()
e() => echo()
low() => strtolower()
up => strtoupper()
r() => str_replace()
am() => array_merge()
h() => htmlspecialchars()

このような短縮表記の関数を独自に定義して開発に使用されている方も多いと思いますが、CakePHP として定義されていると使用しやすいですね。(特に複数人で開発しているときなど、標準であると助かります。)

このほかにも CakePHP には便利な関数が定義されています。

debug($var, $showHtml);
DEBUGレベルが0以外のときに、$varが出力される。
print '<pre>';
print_r($var);
print '</pre>';

のようなことをしてくれます。$showHtmlが TRUE ならブラウザで見やすいように出力してくれます。
aa(‘a’,'b’)
連想配列を作成する。
array('a'=>'b')
をやってくれます。
h($mixed)
文字列を指定して htmlspecialchars をやってくれるが、配列も指定できる。
配列を指定すると再帰的に h() を呼び出している。
pr($var)
print_r をブラウザでみやすいように <pre> で囲んでくれます。echo "<pre>";
print_r($var);
echo "</pre>"
env($key)
環境変数を取得できます。
一番の特徴は PHP_SELF, DOCUMENTO_ROOT をサポートしていないサーバでも動作をエミュレートして値を返してくれます。コードを再配布するときには重宝しそうです。
params($mixed)
文字列を返してくれます。
配列なら一番最初の値、文字列なら文字列、値がなければ NULL を返します。
setUri()
現在のURI を返してくれます。
file_get_contents()
file_put_contents()
この関数が実装されていない PHP4.3 未満のためにエミュレートされています。
stripsslashes_deep($array)
$array は配列を指定。配列の全ての値に対して再帰的に stripslashes を行います。
countdim($array)
$array の配列の次元数を返します。
LogError($message)
CakeLog::write を実行します。
fileExistsInPath($file)
現在のinclude パスから $file で指定されたファイル名があるか探します。
見つかればそのパスを返し、見つからなければ false を返します。
ife($condition, $var1, $var2)
$condition が true なら $var1 を返し、false なら $var2 を返す。

使用しすぎると読みにくいコードになりかねませんが、うまく使用すれば開発効率が上がりそうです。

日本語マニュアル:Chapter 11. Cake のグローバル定数とグローバル関数

CakePHP 実行したSQL を表示する方法

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開発中に実行されたSQLを表示したいことは多いと思います。

/app/config/core.php
の52行目あたりにある
define('DEBUG', 1);

define('DEBUG', 2);
と、デバッグレベルを2以上にするとブラウザの一番下にSQLが表示されます。
デバッグレベル3にすると「Controller dump」と表示され
そのときのコントローラの print_r と実行されたSQLが表示されます。

デバッグレベル2だと実行されたSQLのみ表示されます。

開発時には重宝しそうです。

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