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OpenPNE 特定ページを SSL で接続する
3OpenPNE で個人情報などを送信するようなフォームや管理画面を SSL で接続する方法です。
SSL を使用するように設定を変更する
openpne/config.phpの以下の行を変更
特定ページを SSL で接続するように設定
define('OPENPNE_USE_SSL_PARAM', false);
をdefine('OPENPNE_USE_SSL_PARAM', true);
に変更
これだけで特定ページが SSL で接続されるようになります。
SSL を使用したいアクションを追加する
デフォルトで SSL 接続されるようになっているページ以外も SSL 接続にしたい場合は
$GLOBALS['_OPENPNE_SSL_REQUIRED'] = array( 'pc' => array( 'page_o_regist_prof', 'page_o_regist_prof_confirm', 'do_o_regist_prof', 'page_o_regist_intro', 'page_o_ri', 'page_o_regist_end', 'page_h_config_prof', 'page_h_config_prof_confirm', 'do_h_config_prof', 'page_h_config_ktai', 'do_h_config_ktai_send', ), 'ktai' => array( 'page_o_login', 'do_o_login', 'do_o_easy_login', 'page_o_login2', 'do_o_update_ktai_address', 'page_o_regist_pre', 'page_o_regist_input', 'do_o_insert_c_member', 'page_o_regist_end', 'page_o_password_query', 'do_o_password_query', 'page_h_config_prof', 'do_h_config_prof_update_c_member', 'page_h_config_easy_login', 'do_h_config_easy_login', 'page_h_config_mail', 'do_h_config_mail_insert_c_ktai_address_pre', 'page_h_pc_send', 'page_h_pc_send_confirm', 'do_h_pc_send_insert_c_pc_address_pre', 'page_h_config_password_query', 'do_h_config_password_query_update_password_query', 'page_h_config_password', 'do_h_config_password_update_password', ));
となっているところに SSL 接続したいアクションを追加していく。
例えば、携帯ではリマインダーは SSL 接続になりますが PC では SSL 接続ではありません。
そこで PC でも SSL にしたい場合は上の pc の配列にリマインダーのアクションの “page_o_password_query” を追加します。
これで http://www.example.com/?m=pc&a=page_o_password_query という URL は自動的に
https://www.example.com/?m=pc&a=page_o_password_query へリダイレクトされます。
注意点は上記の URL からフォームが送信される ?m=pc&a=do_o_password_query というURL も SSL にする必要があります。
これをしないとフォームの画面は SSL でも送信先が SSL ではなくなってしまいます。
PC 用のリマインダーを SSL にする場合は “page_o_password_query” と “do_o_password_query” の2つを追加する必要があるということです。
確認画面が入るフォームなどではフォーム画面表示アクション、確認画面表示アクション、実行アクションと3つ追加する必要があります。
ユーザに SSL を使用するか選択させるアクションの追加
ユーザが SSL を使用するか選択できるリストというのもあります。
$GLOBALS['_OPENPNE_SSL_SELECTABLE'] = array( 'pc' => array( 'page_h_config', 'do_h_config_1', 'do_h_config_2', 'do_h_config_3', 'page_o_login', 'page_o_tologin', 'do_o_login', ), 'ktai' => array( 'page_h_config', ));
このリストに追加するとフォームの右上やリンクの下に SSL 用のリンクが表示されユーザが SSL の使用をするか選択することができます。
CakePHP グローバル関数
0PHP のネイティブ関数の短縮表記には下記のようなものがあります。
a() => array()
e() => echo()
low() => strtolower()
up => strtoupper()
r() => str_replace()
am() => array_merge()
h() => htmlspecialchars()
このような短縮表記の関数を独自に定義して開発に使用されている方も多いと思いますが、CakePHP として定義されていると使用しやすいですね。(特に複数人で開発しているときなど、標準であると助かります。)
このほかにも CakePHP には便利な関数が定義されています。
- debug($var, $showHtml);
- DEBUGレベルが0以外のときに、$varが出力される。
print '<pre>';
print_r($var);
print '</pre>';
のようなことをしてくれます。$showHtmlが TRUE ならブラウザで見やすいように出力してくれます。 - aa(‘a’,'b’)
- 連想配列を作成する。
array('a'=>'b')
をやってくれます。 - h($mixed)
- 文字列を指定して htmlspecialchars をやってくれるが、配列も指定できる。
配列を指定すると再帰的に h() を呼び出している。 - pr($var)
- print_r をブラウザでみやすいように <pre> で囲んでくれます。
echo "<pre>";
print_r($var);
echo "</pre>" - env($key)
- 環境変数を取得できます。
一番の特徴は PHP_SELF, DOCUMENTO_ROOT をサポートしていないサーバでも動作をエミュレートして値を返してくれます。コードを再配布するときには重宝しそうです。 - params($mixed)
- 文字列を返してくれます。
配列なら一番最初の値、文字列なら文字列、値がなければ NULL を返します。 - setUri()
- 現在のURI を返してくれます。
- file_get_contents()
file_put_contents() - この関数が実装されていない PHP4.3 未満のためにエミュレートされています。
- stripsslashes_deep($array)
- $array は配列を指定。配列の全ての値に対して再帰的に stripslashes を行います。
- countdim($array)
- $array の配列の次元数を返します。
- LogError($message)
- CakeLog::write を実行します。
- fileExistsInPath($file)
- 現在のinclude パスから $file で指定されたファイル名があるか探します。
見つかればそのパスを返し、見つからなければ false を返します。 - ife($condition, $var1, $var2)
- $condition が true なら $var1 を返し、false なら $var2 を返す。
使用しすぎると読みにくいコードになりかねませんが、うまく使用すれば開発効率が上がりそうです。
日本語マニュアル:Chapter 11. Cake のグローバル定数とグローバル関数