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[symfony] askeet 2日目
1無事デバッグモードも表示できたので askeet 2日目に進みました。
データベースの設定
データベース askeet を作成
$ mysqladmin -u username -p --default-character-set=utf8 create askeet
CakePHP1.2 文字コードを EUC-JP に設定する
1現在開発しているシステムが文字コードを EUC-JP で制作しなければいけないのですが、今まで CakePHP は UTF-8 でしか制作したことがなく、設定方法などメモしておきます。開発に使用しているのは CakePHP1.2 です。
データベースの文字コード
app/config/database.php
var $default = array( 'driver' => 'mysql', 'persistent' => false, 'host' => 'localhost', 'port' => '', 'login' => 'user', 'password' => 'password', 'database' => 'database_name', 'schema' => '', 'prefix' => '', 'encoding' => 'ujis' );
EUC のときは encoding に ujis と設定します。
ちなみに
Shift-JIS のときは sjis
UTF-8 のときは utf8
とします。
これは MySQL の SET NAMES でそのまま使用されるためです。
システムの文字コード
CakePHP1.2 では下記のように設定します。
app/config/core.php
Configure::write('App.encoding', 'euc-jp');
CakePHP 1.1 の方法はちょっとコードを調べたのですが、 core.php などにも特に設定するところがなく分かりませんでした。分かる方いらっしゃったら教えてください。
CakePHP 1.2 の deleteAll
1CakePHP 1.2 の saveAll その1
CakePHP 1.2 の saveAll その2
のエントリーを書いているときに deleteAll というメソッドがあり気になったので調べてみました。
CakePHP 1.1 で開発時に delete するときに ID を指定するしか方法がなく、ある条件でまとめて削除したいときなどは findAll してからループで delete していました。このときも条件を指定して削除する方法がないかとソースを調べたのですがありませんでした。
使い方は非常に簡単です。findAll のように条件を指定して deleteAll を実行するだけです。
$conditions = array('User.name'=>'suzuki'); if ($this->User->deleteAll($conditions)) { $this->Session->setFlash('削除しました'); } else { $this->Session->setFlash('削除に失敗しました'); }
実行される SQL は以下のような感じです。
SELECT `User`.`id` FROM `users` AS `User` WHERE `User`.`name` = 'suzuki' DELETE `User` FROM `users` AS `User` WHERE `User`.`id` IN (8, 10)
SELECT で条件に合う ID を抽出して WHERE IN で DELETE しています。
ただし CakePHP1.2 の削除ですが、MySQL 4.0 では SQL の DELETE 文でエラーになってしまいます。
MySQL 5.0 ではエラーにならずに削除できました。エラーになる原因は “DELETE” の後ろにテーブルのエイリアス名があるためです。
これは “cakephp1.2でのPostgreSQLエラー。” フォーラム – CakePHP Users in Japan でもあるように既に修正されているようですが、昨日 CakePHP のサイトからダウンロードした CakePHP 1.2.0.6311 beta ではまだ修正されていないようです。
phpPgAdmin でログインできない
0普段は MySQL ばかり使用しているのですが、PostgreSQL を使用する必要があり、phpPgAdmin を使うことにした。
開発用のサーバには phpPgAdmin がインストールされているが、ブラウザで閲覧できるようにはまだしていなかった。
Open Tech Press | phpPgAdmin:Web開発者向けのPostgresクライアントツール を参考に /usr/share/phpPgAdmin にインストールされている phpPgAdmin をブラウザでアクセス可能にした。
/etc/http/conf/httpd.conf に下記を追加
Alias /phppgadmin /usr/share/phppgadmin/ <DirectoryMatch /usr/share/phppgadmin/> Options +FollowSymLinks AllowOverride None order deny,allow deny from all allow from localhost </DirectoryMatch>
これでブラウザから http://example.com/phpPgAdmin/ でアクセスできるようになった。
しかし、PostgreSQL のユーザでログインしようとするとエラーになる。
これは シン石丸の電脳芸事ニッキ: debian 3.1へのphppgadminのインストール後の設定 を参考にして解決。
/etc/postgresql/pg_hba.conf に下記を追加
host all all 127.0.0.1 255.255.255.255 trust
これで無事 phpPgAdmin にログインできました。
CakePHP 環境によってデータベースを切り替える
2テストデータを入れるなどテストと環境でデータベースを切り替えたいときがあります。
CakePHP でそれをやる方法です。
モデルの $useDbConfig に app/config/database.php で定義されている $default がデフォルトで使用されます。
database.php に $test など使用したいデータベースの分だけ定義を増やし、
それをモデルで
$this->useDbConfig = 'test';
のように指定すればいいだけです。
app/app_model.php のコンストラクタで設定するのが一番簡単かもしれません。
CakePHP 環境に応じてDBの設定を変える | Shin x blog
で色々な方法が紹介されています。
“CakePHPで超簡単スケーラビリティ” フォーラム – CakePHP Users in Japan
また、この $useDbConfig を使用して
「マスターとスレーブのMYSQLサーバがあります。レプリケーション機能で、マスターからスレーブにデータが常にコピーされています。データの更新・追加はマスターに対して行い、データの検索はスレーブで、という場合にはどうすればよいでしょうか?」
というような場合のすごく簡単な方法が紹介されています。
モデルの beforeSave,afterSave,beforeDelete,afterDelete を使用してマスターとスレーブを切り替えています。
CakePHP MySQL で文字化けを防ぐ設定
4MySQL で文字化けを防ぐためには
SET NAMES utf8
のように SET NAMES を実行するのが有効なのですが、これを app/config/database.php で設定する方法です。
'encoding'=>'文字コード'
をデータベースの設定項目に追加してやるだけです。
具体的には app/config/database.php が下記のようになります。
var $default = array( 'driver' => 'mysql', 'connect' => 'mysql_connect', 'host' => 'localhost', 'login' => 'user', 'password' => 'password', 'database' => 'dbname', 'prefix' => '', 'encoding' => 'utf8' );
cake/libs/model/dbo/dbo_mysql.php で下記のように実行されています。
function connect() { (略) if (isset($config['encoding']) && !empty($config['encoding'])) { $this->setEncoding($config['encoding']); } return $this->connected; }
function setEncoding($enc) { return $this->_execute('SET NAMES ' . $enc) != false; }
MySQL で NULL を一番最後にして昇順にソートする
42008.2.27 追記
コメントで教えていただきました下記方法で簡単にできました。
is null asc の指定と 通常の asc の指定をするのがポイントですね。
SELECT id, comment FROM table ORDER BY comment IS NULL ASC, comment ASC;
—–追記ここまで—–
MySQL で昇順にソートすると NULL は一番最初に来ます。
それを最後にできないかということで下記のようなSQL を考えてみました。
SELECT id, comment, CASE WHEN comment IS NULL THEN 10000 ELSE ASCII(LEFT(comment,1)) END AS dummy FROM table ORDER BY dummy ASC, COMMENT ASC
comment カラムを昇順でソートして、NULL の場合は一番最後に NULL がきます。
あまりスマートな方法ではないのですが、これで取り合えず NULL を最後にして昇順でソートするということができました。
ORACLE とかだと下記のように簡単にできますね。
ORDER BY comment ASC NULL LAST
NULLS FIRST
NULL 値を順序の最初にするソートを行なう
NULLS LAST
NULL 値を順序の最後にするソートを行なう
ランダムに抽出する SQL
4ランダムに10件 SELECT する SQL です。
ORDER BY RAND() でランダムにソートして LIMIT 句で取得したい件数だけ取得します。
SELECT * FROM table ORDER BY RAND() LIMIT 10;
ランダム関数は MySQL, PostgreSQL, SQLServer で使用できます。
ランダム関数は
MySQL, SQLServer は RAND()
PostgreSQL は RANDOM()
です。
ランキングを取得するSQL
3ランキングを取得するSQL です。
同じスコアの場合は同じ順位にするなどの必要があるため結構面倒ですが、
下記SQL でイッパツで取得できます。
実際に携帯ゲームのランキングを取得するのに使用しているSQLです。
ranking テーブル
CREATE TABLE ranking ( id bigint(20) NOT NULL auto_increment, name varchar(20) NOT NULL, score bigint(20) NOT NULL, );
SQL
SELECT r1.name, r1.score, (SELECT count(r2.score) FROM ranking as r2 WHERE r2.score>r1.score)+1 as rank FROM ranking as r1 ORDER BY r1.score DESC LIMIT 10;
rank というカラム名で順位が計算されます。
同じスコアの場合は順位は同じになります。
上記SQL はトップ10を取得していますが、実際にはLIMIT句を変更することにより
ページング処理などで下位のランキングを見れるようにしています。
副問い合わせで順位を計算しています。
MySQL ではバージョンが4.1 以降でないと副問い合わせが使用できないので注意してください。
※本運用ではインデックスを適宜作成しています。