[iPhone] Core Data を使ってみる
iPhone 3.0 から Core Data が使えるようになりました。Core Data は MVC アーキテクチャの Model を補完するものです。iPhone 3.0 以前は SQLite などを使用していたのを Core Data を使って SQL を書くことなくできることになります。
Core Data の利点
Core Data を使った時の利点として SQL を書く必要がないこと以外に、アップルの資料によると以下の利点があります。
-300x184.png)
処理速度の向上
-300x187.png)
メモリ使用量の削減
-300x181.png)
コードの削減
Core Data をとりあえず使ってみる
まずてっとり早くどんなものなのかシュミレータで実行&コードを確認してみるのがいいと思います。
Xcode のプロジェクト作成で Navigation-based Application を選択します。このときにテンプレート一覧の下にある [ Use Core Data for storage ] のチェックボックスを入れておきます。
これで出来たプロジェクトをビルド&実行するだけで、Core Data を使ったデータの追加、保存、削除ができるアプリケーションの雛形ができています。
実行した直後の状態
右上の「+」をクリックすると現在の日時データが追加される
左上の「Edit」をクリックすると選択削除ができる
もちろんフリック削除もできます
で、いったんアプリを終了させて再起動させると以前のデータがきちんと保存されていて、終了したときのデータの状態で起動されます。
サンプルコードやドキュメントなど
iPhone Dev Center 内にあるサンプルコードやドキュメントはやはり一番参考になります。
チュートリアル
Core Data Tutorial for iPhone OS
テンプレートを使った雛形ではなく、Core Data を使う上で必要になる処理をひとつづつ解説しながらアプリケーションを作成していくので、CoreData の理解に参考になります。ついでに CoreLocation の技術も覚えられるオマケ付き。
サンプルコード
CoreDataBooks
上のチュートリアルでは、データの追加、保存、削除までだが、このサンプルコードでは編集などもやっているので、このコードを理解すればやりたいことはかなり出来るようになると思います。
長くなって来たので、続きは別エントリで。モデルの実装の仕方、ソートなどに関して書きたいと思います。
関連する投稿
One comment
コメントをどうぞ
Additional comments powered by BackType
[...] [iPhone] Core Data を使ってみる | Sun Limited Mt. [...]