WordPress をプラグインの作成やカスタマイズするときに WordPress のデータベースの設定を使用してアクセスする方法です。

WordPress では wpdb のオブジェクトが $wpdb というグローバル変数に入っています。この wpdb クラスを使用してデータベースにアクセスします。wpdb クラスは wp-includes/wp-db.php で定義されています。

SQL を発行する

$wpdb->query('SQL文');

エスケープ処理

$wpdb->escape($string);

INSERT 処理

$wpdb->insert($table, $data);

$tableは INSERT するテーブル名、$dataは挿入するデータ、キーがカラム名になる。

UPDATE 処理

$wpdb->update($table, $data, $where);

$table は INSERT するテーブル名
$data は配列で挿入するデータ、キーがカラム名
$where は配列で条件、キーがカラム名

SELECT

$wpdb->get_results($query, $output);

$query で SELECT 文の SQL
$output で取得する形式を指定する。指定方法はオブジェクトは OBJECT、 連想配列は ARRAY_A、配列は ARRAY_N を指定する

値を1つだけ取得する

PEAR::DB の getOne メソッドのようなものです

$wpdb->get_var($query, $x, $y); 

$query で SQL
$x でカラムのオフセット
$y で列のオフセットを指定。$x,$y のデフォルトは 0

1列取得する

$wpdb->get_row($query, $output, $y); 

$query でSQL
$output で取得する形式(指定方法は get_results と同じ)
$y で列のオフセット、デフォルトは 0

その他

WordPress はインストール時にテーブル名のプレフィックスを指定することができます。そのために環境によってテーブル名が異なります。

プレフィックス
$wpdb->prefix;
テーブル名

オプションテーブルは下記のようにしてテーブル名を取得できます

$wpdb->options;

参考サイト
Function Reference/wpdb Class ? WordPress Codex

関連する投稿