Archive for 9月, 2007

ホスト名にアンダスコア(アンダバー)を使用すると IE でクッキーを設定できなくなる

4

test_hoge.example.com のようにアンダスコアをホスト名に使用すると IE ではクッキーを受け付けなくなります。
ホスト名ではアンダスコアは使用できない文字なので IE では受け付けないようになっているようです。

これは結構はまり解決までに時間がかかってしまったのでメモしておきます。
Firefox ではアンダスコアの入ったホスト名でもクッキーを受け付けます。

ホスト名を設定してくれたサーバ管理者に聞いても知らなかったようなので、はまる人多いのではないかと思います。
実は結構常識だったりしますか?

CakePHP findAll の条件に NOT IN 演算子を使う

0

前回の投稿の「CakePHP findAll の条件に IN 演算子を使う」のつづきで、NOT IN 演算子を使用するときに少し調べたのでメモしておきます。

$this->model->findAll('field NOT IN (1, 2, 3)');
または、
$this->model->findAll(array('NOT' => array('field' => array(1, 2, 3))));
で出来ました。

CakePHP findAll の条件に IN 演算子を使う

1

CakePHP の findAll の条件に IN 演算子には下記のように条件を指定すればOKです。

$this->model->findAll(array('field IN (1,2,3)'));
または、

$params = array(1,2,3);
$this->model->findAll(array('field' => $params));

配列で渡せば勝手に IN 演算子を使用してくれるんですね。

OpenPNEでのSmarty の覚書

1

OpenPNE PHP で作成したプログラムを組み込む」で書いたように、

/openpne/webapp_ext/modules/pc/page/hoge_foo.php に

class pc_page_hoge_foo extends OpenPNE_Action
{
    function execute($requests)
    {
    	// ここに処理を書く
    }
}

のようにすると ?m=pc&a=page_hoge_foo でアクセスできるようになります。
このときにどうやって Smarty に値を渡すのか少し戸惑ったのでメモしておきます。

Smarty タグ

通常は 「{」「}」 ですが、OpenPNE では 「({」「})」 です。

assign

$smarty->assign("var", $var);
のようにして Smarty に値を渡したいときは execute メソッド内で
$this->view->set("var", $var);
とすればOK。

display

$smarty->display("hoge_foo.tpl");
は自動的にやってくれます。

default_modifiers (escape)

また、OpenPNE の smarty オブジェクトはオブジェクト生成時に
$smarty->default_modifiers に escpae 修飾子が設定されているので、
テンプレート変数に HTML タグが設定されていて HTMLタグを出力したい場合は
({$var|smarty:nodefaults})
とすれば、escape 処理されずに出力されます。

私は HTML_QuickForm をよく使うので、form タグ関係を出したいことがありますので、その場合に使用しています。

OpenPNE PHP で作成したプログラムを組み込む

1

OpenPNE PHP で作成したプログラムを組み込むときのメモです。
基本的に、/openpne/webapp_ext/ 以下に追加するファイルを置きます。

URLのパターン

OpenPNE の URL は下記のようになります。

  • ?m=pc&a=page_hoge_foo
  • ?m=pc&a=do_hoge_foo

携帯だと m=ktai とかになりますが、今回はPC のみ考えます。

page_hoge_foo のパターンはページを表示する
do_hoge_foo のパターンはモデルに対して処理を行う

page_hoge_foo でモデルに対して処理を行うこともできるが
MVC の意味がないかも。

?m=pc&a=do_hoge_foo のURL を追加する

/openpne/webapp_ext/modules/pc/do 以下に
hoge_foo.php を作成
hoge_foo.php

class pc_do_hoge_foo extends OpenPNE_Action
{
    function execute($requests)
    {
    	// ここに処理を書く
    }
}

/openpne/webapp_ext/modules/pc/validate/do 以下に
hoge_foo.ini を作成
例えば ?m=pc&a=do_hoge_foo&id=10&no=20 のように id, no を GET で渡したい場合は

[id]
type = "int"
required = 1
[no]
type = "int"
required = 1

のように定義する。

こうしておくと do/hoge_foo.php 内で
$id = $requests["id"];
のようにバリデーションを通して値を取得できる。

?m=pc&a=page_hoge_foo のURL を追加する

/openpne/webapp_ext/modules/pc/page 以下に
hoge_foo.php を作成
hoge_foo.php

class pc_page_hoge_foo extends OpenPNE_Action
{
    function execute($requests)
    {
    	// ここに処理を書く
    }
}

/openpne/webapp_ext/modules/pc/validate/page 以下に
hoge_foo.ini を作成
中身は do_hoge_foo の場合と同じ。

その他

/openpne/webapp_ext/lib
クラスファイルなどを置きました

自分で作成クラスをインクルードしたいときは /openpne/webapp_ext/lib
からインクルードします。

OpenPNE 画像の保存、表示方法

2

OpenPNE で写真のアップロード機能を作成していて調べたことをまとめておきます。

画像を保存するテーブル c_image

OpenPNE では画像をDB に保存しています。保存するテーブル名は c_image です。
このテーブルにはプロフィール写真や日記の写真、スキンの画像などが保存されるようです。

CREATE TABLE c_image (
  c_image_id int(11) NOT NULL auto_increment,
  filename text NOT NULL,
  bin longblob NOT NULL,
  r_datetime datetime NOT NULL default '0000-00-00 00:00:00',
  `type` text,
  PRIMARY KEY  (c_image_id),
  KEY filename (filename(100))
) ENGINE=MyISAM  DEFAULT CHARSET=utf8;
filename
画像のファイル名、任意につけていいみたいですが、プロフィール写真だと
m_2_1188204858.jpg
という感じです。
最初の 「m 」はたぶんプロフィール写真を表す文字、
次の「2」はプロフィール写真のNo(2番目にアップした写真)
次の10桁の数字は多分 time() 関数で取得したアップロードした時間
bin
base64_encode した画像ファイルのバイナリデータ
type
画像のタイプ( jpg | gif | png )
r_datetime
登録日時

表示方法

c_image テーブルに格納した画像を表示するHTML
<img src="/img.php?filename=m_2_1188204858.jpg&w=180&h=180&m=pc">

Smarty のタグで書くと
<img src="({t_img_url filename=$pet.image1 w=180 h=180})">

filename に c_image.filename を指定して、
w, h に幅と高さの最大値を指定する。
幅と高さは最大値を超えると自動的にリサイズする。

その他

c_image に画像を保存しておくと管理画面からアップロードされた写真をすべて管理することができるので、SNS を運営する上で便利だと思います。

OpenPNE テンプレートのカスタマイズ

2

OpenPNE は Smarty を使用していますが、そのテンプレートを修正したい場合、直接オリジナルのテンプレートを編集するのではなくカスタマイズ用のテンプレートを作成して修正することができます。

ディレクトリは下記になります。
オリジナルのテンプレート
/openpne/webapp/modules/pc/templates/
カスタマイズ用のテンプレート
/openpne/webapp_ext/modules/pc/templates/

/openpne/webapp_ext/modules/pc/templates/ ディレクトリは最初からはないので作成します。
次にカスタマイズしたいテンプレートをオリジナルのテンプレートディレクトリからカスタマイズ用のディレクトリにコピーします。

次に /openpne/config.php の
define('USE_EXT_DIR', false);

define('USE_EXT_DIR', true)
に変更すれば、カスタマイズ用ディレクトリにテンプレートが存在すればそちらを優先して使用されます。

カスタマイズ失敗してもカスタマイズ用のテンプレートを削除すればオリジナルのテンプレートが使用されますので、便利ですね。
この /openpne/webapp_ext/ ディレクトリはテンプレート以外でも webapp ディレクトリのファイルを上書きできます。

8月に読んだ本

1

8月に読んだ本のメモ

OpenPNE や XOOPS などを調査中なので、その関係の書籍を何冊か読みました。
「OpenPNEでつくる!最強のSNSサイト」はかなりよかったです。
もうひとつの「OpenPNEではじめる自作SNS入門」は少し初心者向けかも。
「XOOPSコミュニティサイト構築ガイド」はモジュールの自作方法も載っていてかなり参考になりました。

OpenPNEでつくる!最強のSNSサイト

OpenPNEでつくる!最強のSNSサイト

OpenPNEではじめる自作SNS入門

OpenPNEではじめる自作SNS入門

XOOPSコミュニティサイト構築ガイド

XOOPSコミュニティサイト構築ガイド

WEB+DB PRESS Vol.40

WEB+DB PRESS Vol.40

ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する―絶対に失敗しないビジネス経営哲学 (幻冬舎新書 し 4-1)

ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する―絶対に失敗しないビジネス経営哲学 (幻冬舎新書 し 4-1)

フラット革命

フラット革命

富裕層の財布―誰も知らないお金の使い方

富裕層の財布―誰も知らないお金の使い方

誰も知らなかったケータイ世代

誰も知らなかったケータイ世代

チームハックス 仕事のパフォーマンスを3倍に上げる技術

チームハックス 仕事のパフォーマンスを3倍に上げる技術

すぐに稼げる文章術 (幻冬舎新書)

すぐに稼げる文章術 (幻冬舎新書)

グーグル革命の衝撃

グーグル革命の衝撃

PHP で多次元配列のソートを SQL の ORDER BY のように複数項目でソートする

1

PHP で多次元配列の項目を複数使用して SQL の ORDER BY のようにソートする方法です。

$answer =
  array(
    "category1" =>
       array(
         "ans1" => 1,
         "ans2" => 1,
         "ans3" => 1
       ),
    "category2" =>
       array(
         "ans1" => 1,
         "ans2" => 2,
         "ans3" => 0
       ),
    "category3" =>
       array(
         "ans1" => 0,
         "ans2" => 2,
         "ans3" => 1,
       ),
  );

というような配列を下記条件でソートします。

  • ans1 の多い順
  • ans1 が同じ場合は ans2 の多い順
  • ans2 が同じ場合は ans3 の多い順

PHP の uasort 関数を使用します。
この関数はユーザーが比較関数を定義でき、その関数を使用して連想インデックスを保持したまま配列をソートします。

uasort($answer, "compare");

function compare($a, $b) {
    foreach ($a as $k=>$v) {
        if ($a[$k] > $b[$k]) {
            return -1;
        } else if ($a[$k] < $b[$k]) {
            return 1;
        }
    }
}

上記の関数を使用してソートした結果 $answer は下記のようになりました。

$answer =
  array(
    "category2" =>
       array(
         "ans1" => 1,
         "ans2" => 2,
         "ans3" => 0
       ),
    "category1" =>
       array(
         "ans1" => 1,
         "ans2" => 1,
         "ans3" => 1
       ),
    "category3" =>
       array(
         "ans1" => 0,
         "ans2" => 2,
         "ans3" => 1,
       ),
  );

MySQL で NULL を一番最後にして昇順にソートする

4

2008.2.27 追記
コメントで教えていただきました下記方法で簡単にできました。
is null asc の指定と 通常の asc の指定をするのがポイントですね。

SELECT
  id,
  comment
FROM table
ORDER BY comment IS NULL ASC, comment ASC;

—–追記ここまで—–

MySQL で昇順にソートすると NULL は一番最初に来ます。
それを最後にできないかということで下記のようなSQL を考えてみました。

SELECT
  id,
  comment,
  CASE WHEN comment IS NULL
    THEN 10000
    ELSE ASCII(LEFT(comment,1))
  END AS dummy
FROM table
ORDER BY dummy ASC, COMMENT ASC

comment カラムを昇順でソートして、NULL の場合は一番最後に NULL がきます。
あまりスマートな方法ではないのですが、これで取り合えず NULL を最後にして昇順でソートするということができました。

ORACLE とかだと下記のように簡単にできますね。
ORDER BY comment ASC NULL LAST

NULLS FIRST
NULL 値を順序の最初にするソートを行なう
NULLS LAST
NULL 値を順序の最後にするソートを行なう

Go to Top