Postfix で syuhari.jp というドメインの設定が終了していることを前提にします。
追加するドメインを example.com とします。

Postfix は mydestination に設定したドメイン宛のメールをユーザのメールボックスに配送します。ユーザ名がかぶっていない場合は mydestination に example.com を追加するだけで OK です。
しかし、hoge@example.com と hoge@syuhari.jp というメールを別々のユーザに配送したい場合はこの設定ではできません。

バーチャルドメインの設定

/etc/postfix/main.cf に以下を追加

virtual_alias_domains = example.com
virtual_alias_maps = hash:/etc/postfix/virtual

virtual_alias_domains でバーチャルドメインを指定して、virtual_alias_maps でマッピングテーブルを指定します。

virtual ファイルの設定

virtual_alias_maps で指定した /etc/postfix/virtual ファイルを設定します。
例えば hoge@example.com のメールを hoge@example というユーザに配送したい場合は

hoge@example.com  hoge@example

と設定します。

virtual ファイルを変更した場合は postmap コマンドを使って、データベース化する必要があります。

# postmap hash:/etc/postfix/virtual

特に初めて virtual ファイルを使用するときにこれをしておかないと Postfix を再起動したときに

fatal: open database /etc/postfix/virtual.db: No such file or directory

というエラーになります。

当然、２回目以降も virtual ファイルを変更したときには postmap コマンドを実行しないと設定が反映されません。

最後に Postfix を再起動することもお忘れなく！

# /etc/init.d/postfix reload

参考URL
Postfix チュートリアル – バーチャルドメイン
Postfixでの複数ドメインの管理

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