3/12 に秋葉原で開催された Android Bazaar and Conference 2014 Spring (通称 ABC)で LT してきましたので、その報告です。

発表資料


実はこの発表、2012年12月に GREE さんで開催された Cocos2d 勉強会で話した内容を Cocos2d-x ver.3 の環境に合わせて改訂したものになります。

ver.3 でプロジェクトの作成とプロジェクトのビルドが cocos というコマンドラインツールで出来るようになりました。今回はその cocos コマンドを使用しています。

内容とポイント

発表の内容としては、Xcode の Edit Scheme にある Build の post-action に cocos コマンドを入れて、Xcode でビルド成功したら、Android のビルドと実機転送を行うようにするということです。

ポイントとしては、Build の post-action に入れることにより、ビルドが失敗した場合に余計な処理をしないことと、Run に入れていないので、Android だけに実機転送したい場合には、command + B すれば Android だけに実機転送できるというところでしょうか。もちろん command + R すれば iOS と Android の両方に同時に実機転送できます。

開発終盤にさしかかり、ちょっと画像を入れ替えたり、配置を移動したなどの細かい修正&確認時に威力を発揮すると思います。

また、post-action に指定している内容は下記の通りなのですが、Xcode から実行するシェルスクリプトでは .bash_profile に指定した環境変数が反映されないので、cocos コマンドで使用する環境変数を設定しています。

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